STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

令和4年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ある期間の生産計画において,表の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき,部品Dの正味所要量は何個か。ここで,ユニットBの在庫残が5個,部品Dの在庫残が25個あり,他の在庫残,仕掛残,注文残,引当残などはないものとする。
レベル0からレベル2の部品表。製品AはユニットBを4個,ユニットCを1個使用し,ユニットBは部品Dを3個と部品Eを1個,ユニットCは部品Dを1個と部品Fを2個使用する。
レベル0からレベル2の部品表。製品AはユニットBを4個,ユニットCを1個使用し,ユニットBは部品Dを3個と部品Eを1個,ユニットCは部品Dを1個と部品Fを2個使用する。

選択肢

  1. ア
    80
  2. イ
    90
  3. ウ
    95
  4. エ
    105
解き方のヒントを見る

部品表と在庫を読む視点を整理

部品表の構成情報と在庫に関する情報を、同じ条件のものとして扱えるかを丁寧に確認し、対象や前提を整理してから、必要量を考えるための土台を整えましょう。焦らず対応関係を見極めることが重要です。

この問題で問われていること

一つの部品に注目し、構成上の位置づけと手元の在庫情報が、問題文で示された対象や期間と対応しているかを確認することに集中しましょう。判断の前提をそろえることを意識してください。

視点

部品の構成、数量、在庫、対象範囲などの情報をいったん役割ごとに分け、互いに同じ単位や前提で比較できるかを確認します。数値を急いで処理する前に、どの情報が判断の対象に関係するかを整理することが大切です。

確認ポイント

  • 対象となる部品と、その部品に関係する情報の範囲を確認する。
  • 数量や在庫が、同じ単位・時点・対象範囲で示されているか確認する。
  • 構成情報と在庫情報を結び付ける前提に、読み落としがないか確認する。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

製品Aを10個生産するには、ユニットBとユニットCをそれぞれ部品表どおりに必要とする。Bの在庫を差し引いた後、B経由とC経由の部品Dを合計し、Dの在庫25個を差し引くと正味所要量は90個になる。

理由

製品Aは10個必要で、ユニットBは1個当たり4個、ユニットCは1個当たり1個です。Bの総所要量は10個×4個=40個、在庫5個を差し引くため、Bの正味所要量は35個となる。

計算

B経由の部品Dは35ユニット×3個=105個、C経由は10ユニット×1個=10個で、Dの総所要量は115個です。Dの在庫25個を差し引き、115個-25個=90個となる。

選択肢ア

これは不正解だよ。80個は、製品Aの需要10個を部品表どおりに展開し、Bの在庫5個とDの在庫25個を指定された単位で反映した結果とは一致しない。B経由とC経由の部品Dを合計した総所要量から、Dの在庫を差し引く必要がある。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。Bは40個必要だが在庫5個を差し引くため35個となる。B経由のDは105個、C経由のDは10個で総所要量は115個となる。ここからDの在庫25個を差し引き、正味所要量は90個である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。95個は、Bの在庫5個、C経由の部品D 10個、Dの在庫25個をすべて公式条件どおりに反映した値ではない。B経由105個とC経由10個を合計した115個から、D在庫25個を差し引くと90個になる。

選択肢エ

これは不正解だよ。105個は、Bの在庫5個を40個から差し引いた35ユニットBに、D 3個を掛けたB経由分だけである。C経由のD 10個を加え、Dの在庫25個を差し引く調整が未反映なので、正味所要量ではない。

学習のポイント

MRPでは、総所要量を部品表で展開した後、利用可能な在庫を差し引いて正味所要量を求める。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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