SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和7年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば,プロセス“品質の計画”で行う活動はどれか。

選択肢

  1. ア
    成果物及びプロセスの品質を満たしそうなことを監視し,確定済みのツール,手順及び技法を用いて欠陥を発見する。
  2. イ
    品質要求事項を満たすために達成する目標及び関連する規格が,適切なプロジェクト組織の構成員によって伝達され,理解され,受け入れられ,遵守されることを確実にする。
  3. ウ
    品質要求事項を満たすために必要なものとして確定した,ツール,手順,技法及び資源を使用することを確実にする。
  4. エ
    プロジェクトの目標に基づいて,プロジェクトに適用する品質に関連する規格を満たすために必要なツール,手順,技法及び資源を確定する。
解き方のヒントを見る

品質計画を整理する一つの視点

品質計画に関する設問では、個別の用語を暗記するだけでなく、計画段階で何を整理し、それが関係者の判断や後続の活動へどうつながるのかという流れに注目して考えます。

この問題で問われていること

確認する観点を、品質に関する目標や基準を定める段階と、その後の実行・確認に関わる段階との関係に絞り、各記述がどの場面を扱い、どの役割を持つ説明なのかを読み分けます。

視点

品質計画を読むときは、成果物や作業の良し悪しを判断するための考え方が、いつ、誰のために、どのような管理上の情報として整理されるかに目を向けます。

確認ポイント

  • 活動が計画の段階に属するかを確認する
  • 品質に関する基準や判断材料の扱いに注目する
  • 後続の実行・確認活動とのつながりを整理する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

品質の計画では、プロジェクトの目標と適用する品質関連規格を踏まえ、品質要求事項を満たすために必要なツール、手順、技法及び資源をあらかじめ確定する。したがって、該当するのはエです。

理由

品質の計画は、プロジェクトの目標に基づいて適用する品質関連規格を明確にし、その規格を満たすために必要なツール、手順、技法及び資源を確定する活動です。選択肢エはこの内容に一致する。

比較

アは品質を満たしているかを監視し欠陥を発見する活動、イは目標や規格が伝達・理解・遵守されることを確実にする活動、ウは確定済みのツールや資源を使用することを確実にする活動であり、いずれも品質に必要な内容を計画段階で確定する説明ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。この記述は、成果物やプロセスの品質を監視し、確定済みのツール、手順及び技法を用いて欠陥を発見する活動を述べている。必要な内容をあらかじめ決める品質の計画ではなく、実施状況の確認や問題の検出に重心があるため、該当しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。この記述は、品質要求事項を満たすための目標や関連規格について、組織の構成員への伝達、理解、受入れ及び遵守を確実にする活動を示している。品質に必要な手段を確定する計画そのものではなく、決められた内容を組織に浸透させる説明である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。この記述は、品質要求事項を満たすために必要なものとして既に確定したツール、手順、技法及び資源を使用することを確実にする活動を述べている。内容を確定する計画ではなく、確定済みの内容を実際に用いることに焦点がある。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。プロジェクトの目標に基づき、適用する品質関連規格を満たすために必要なツール、手順、技法及び資源を確定すると述べている。品質要求事項を満たすための実施方針や必要な手段を事前に定める内容であり、品質の計画に該当する。

学習のポイント

品質計画と、決定済みの内容を運用・確認する活動を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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