SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和7年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS Q 22301:2020が要求事項を規定している対象はどれか。

選択肢

  1. ア
    ITサービスマネジメントシステム
  2. イ
    個人情報保護マネジメントシステム
  3. ウ
    事業継続マネジメントシステム
  4. エ
    情報セキュリティマネジメントシステム
解き方のヒントを見る

規格の対象分野を見極める視点

規格名や用語の印象だけで判断せず、問題文が示す対象と、規格が扱う目的・適用範囲・関係者を切り分けて、何を定めるための規格かという観点から整理しましょう。表現の細部より上位概念に注目します。

この問題で問われていること

確認する観点は、規格が対象としている領域の捉え方です。問題文中の目的、対象、適用される場面を一度分けて読み、似た分野との違いではなく、どの領域を整理するための説明なのかを丁寧に確認してください。

視点

規格を読む際は、名称の印象や個別の用語に引きずられず、何を対象に、どのような目的で、どの範囲に適用する整理なのかを段階的に捉えることが大切です。

確認ポイント

  • 規格が扱う対象を一文で整理する
  • 目的と適用範囲を混同していないか確認する
  • 個別の用語ではなく対象領域との対応を見る
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

JIS Q 22301:2020は、事故や災害などによる事業中断に備え、事業を継続・復旧するためのマネジメントシステムについて要求事項を定めた規格です。

理由

JIS Q 22301:2020が要求事項を規定する対象は、事業の中断に備え、重要な業務を継続し、必要に応じて復旧するための事業継続マネジメントシステムです。

比較

ITサービス、個人情報、情報セキュリティにもそれぞれ対応する管理の枠組みがあるが、この設問の規格が対象とするのは、組織の事業継続に関するマネジメントシステムです。

選択肢ア

これは不正解だよ。ITサービスマネジメントシステムは、ITサービスの計画、提供、管理、改善などを対象とする枠組みである。この設問で示されたJIS Q 22301:2020が扱う事業中断への備えや復旧とは対象分野が異なるため、アは該当しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。個人情報保護マネジメントシステムは、個人情報を適切に取り扱い、保護するための管理の仕組みを指す。JIS Q 22301:2020が要求事項を規定する対象は個人情報保護ではなく、事業の継続に関する仕組みなので、イは誤りである。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。JIS Q 22301:2020は、災害や事故などによる事業中断に備え、重要な業務を継続し、必要に応じて復旧するための事業継続マネジメントシステムについて要求事項を規定している。したがって、ウが適切である。

選択肢エ

これは不正解だよ。情報セキュリティマネジメントシステムは、情報の機密性、完全性、可用性などを管理する仕組みである。情報セキュリティは関連する重要な分野だが、JIS Q 22301:2020の対象である事業継続マネジメントシステムとは異なるため、エは誤りである。

学習のポイント

規格番号とマネジメントシステムの対象分野を結び付けて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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