SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和3年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問21

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

内部割込みの要因として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    DMA転送が完了した。
  2. イ
    インターバルタイマが満了した。
  3. ウ
    演算結果がオーバフローした。
  4. エ
    電源電圧の低下を検出した。
解き方のヒントを見る

割込み要因を整理する視点

割込みに関する設問では、発生のきっかけと処理の流れを混同せず、何が起点になった事象なのかを切り分けて考えることが重要です。

この問題で問われていること

確認する観点は、各記述が示しているのが発生の契機そのものか、それとも発生後の通知・処理・復帰など別の段階なのかを区別できているか、という一点です。

視点

割込みの要因を考えるときは、出来事の発生源と、その後に行われる検知や対応を同じものとして扱わないようにします。記述がどの段階を説明しているかに注目すると整理しやすくなります。

確認ポイント

  • 記述は、割込みを引き起こす契機を説明しているか。
  • 発生の契機と、その後の処理段階が混同されていないか。
  • 各記述の主語と、起きた出来事の時点をそろえて読めているか。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

内部割込みは、命令の実行中にCPU内部で発生する例外的な事象を契機として起こる。演算結果のオーバフローはプロセッサ内部の演算状態から検出されるため、内部割込みの要因に該当する。

理由

演算結果のオーバフローは、CPUが命令を実行して演算した結果、表現可能な範囲を超えたことをCPU内部で検出する事象です。このように命令実行に起因するものは内部割込みの要因となる。

比較

DMA転送完了やインターバルタイマ満了は周辺装置からの通知であり、電源電圧低下も電源監視など外部の回路で検出される。したがって、これらはCPU内部の演算結果による内部割込みとは区別される。

選択肢ア

これは不正解だよ。DMA転送の完了は、DMAコントローラなどの周辺装置が処理終了を検出し、CPUへ通知する事象である。CPUが命令を実行して内部状態から検出するものではないため、内部割込みの要因には該当しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。インターバルタイマの満了は、設定された時間をタイマが計測し終えたことを契機に発生する。時間計測を行う周辺機能からCPUへ通知される事象であり、演算命令の実行中にCPU内部で生じる割込みとは異なる。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。演算結果のオーバフローは、CPUが命令を実行して得た結果が、扱える数値範囲を超えたことをCPU内部で検出する事象である。命令実行そのものに起因するため、内部割込みの要因として適切である。

選択肢エ

これは不正解だよ。電源電圧の低下は、電源監視回路などが電圧状態を検出してCPUへ知らせる事象である。CPUの命令実行や演算結果から直接発生するものではないため、内部割込みの要因ではなく、外部からの通知として扱われる。

学習のポイント

内部割込みと外部割込みを、発生源と発生契機で分類する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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