SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和3年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問12

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

データセンタなどで用いられている環境に配慮した空調システムであり,夏季は外気よりも低温になる地中の自然冷熱を熱交換に利用するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    アイルキャッピング
  2. イ
    クールピット
  3. ウ
    タスクアンビエント空調
  4. エ
    フリークーリング
解き方のヒントを見る

自然冷熱空調を考える視点

各選択肢を個別の印象で判断せず、利用する自然条件、熱を移す経路、室内環境への反映という同じ比較軸にそろえて整理し、説明全体の整合性と前提の置き方を確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの方式名を当てにいくのではなく、自然から得る要素と空調へつながる仕組みの関係に注目し、選択肢の説明が同じ観点で比較できるか、前後の記述が矛盾していないかを確かめましょう。

視点

自然冷熱を使う空調を整理するときは、名称の印象よりも、外部の条件をどのように取り込み、どの段階で室内環境に関係させるかという構造に着目します。

確認ポイント

  • 各説明で前提となる条件をそろえて読む
  • 自然の要素と空調へのつながりを分けて整理する
  • 説明の前後で役割や関係が矛盾していないか確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

設問は、夏季に外気より低温となる地中の自然冷熱を熱交換に利用する空調方式を問うている。この条件に該当するのはクールピットです。

理由

クールピットは、地中の比較的低温な環境を利用して空気を冷却する空調方式です。夏季に外気より低温となる地中の自然冷熱を熱交換に利用するという設問の条件に一致する。

比較

アイルキャッピングは冷気と暖気の混合抑制、タスクアンビエント空調は作業域と室内全体の空調、フリークーリングは低温の外気などの利用に関する用語であり、設問の地中冷熱利用とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。アイルキャッピングは、データセンタのラック列などを覆って冷気と暖気の混合を抑え、冷却効率を高める考え方である。地中の自然冷熱を熱交換に利用する空調方式を指す名称ではないため、設問の条件には合わない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。クールピットは、地下などの比較的低温な環境を利用し、外気を地中の自然冷熱と熱交換させて冷却する空調方式である。夏季に外気より低温となる地中の冷熱を利用するという設問の説明に一致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。タスクアンビエント空調は、作業域を局所的に冷却するタスク空調と、室内全体を整えるアンビエント空調を組み合わせる方式である。地中の自然冷熱との熱交換を名称の中心とする方式ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。フリークーリングは、外気や冷却水などの低温な自然環境を機械式冷却の代わりに利用する考え方であるが、設問が示す地中の自然冷熱を熱交換に利用する固有の方式名とは異なる。

学習のポイント

データセンタの冷却方式と自然エネルギー利用の用語整理

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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