SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アゾーン転送のアクセス元を制御する。
- イ第三者中継を禁止する。
- ウディレクトリに存在するファイル名の表示を禁止する。
- エ特定のディレクトリ以外でのCGIプログラムの実行を禁止する。
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メール運用を整理する視点
メールサーバの不正利用防止を考えるときは、設定名や用語の印象だけで判断せず、誰が、どの条件で、どの範囲まで利用できる設計かを読み取り、意図した利用者と想定外の利用者を分けて整理しましょう。
この問題で問われていること
各説明が示す「誰に対して、どの条件で、どこまで許可や制限が及ぶのか」という対象と条件の対応関係だけに注目し、設定の目的と適用範囲を問題文の記述と照合してください。
視点
判断では、設定の名称から連想を広げるより、対象・条件・適用範囲の関係を図式化するように読み、説明が扱う範囲と前提を落ち着いて対応づけます。
確認ポイント
- 説明の主語が誰かを確認する
- 適用される条件と範囲を分けて読む
- 設定の目的と説明の対応を照合する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
SMTPサーバの不正利用対策では、第三者が無関係な宛先へメールを送信できる状態を防ぐ設定が重要です。送信中継の許可範囲を適切に制限する。
理由
SMTPサーバが送信者や利用元を適切に確認せず、任意の宛先へのメール転送を許すと、迷惑メール送信などに悪用される。したがって、第三者による中継を禁止する設定が不正利用防止に直結する。
比較
ゾーン転送の制御はDNSサーバ、ファイル名表示の禁止やCGI実行範囲の制限はWebサーバに関する対策です。これらはセキュリティ対策ではあるが、SMTPサーバの第三者中継防止とは対象が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。ゾーン転送はDNSサーバが管理するゾーン情報を別のDNSサーバへ転送する機能であり、そのアクセス元を制御する設定はDNSの不正利用対策に当たる。SMTPサーバのメール中継制御を直接示していない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。第三者中継を許すと、正規利用者でない第三者がメールサーバを経由して任意の宛先へメールを送信でき、迷惑メールなどに悪用される。そのため、SMTPサーバでは第三者中継を禁止する設定を行う。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ディレクトリに存在するファイル名の表示を禁止する設定は、Webサーバで公開情報を不用意に見せないための対策である。SMTPによるメール送信の中継許可範囲を制限する設定ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。特定のディレクトリ以外でCGIプログラムを実行させない設定は、Webサーバ上での不正なプログラム実行を防ぐための対策である。SMTPサーバのメール中継制御とは対象が異なる。
学習のポイント
SMTPの第三者中継と、DNSやWebサーバのアクセス制御を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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