SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問20
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アある機械が故障したとき,それを停止させて代替の機械に自動的に切り替える仕組み
- イある条件下では,特定の人間だけが,システムを利用することを可能にする仕組み
- ウシステムの一部に不具合が生じたとき,その部分を停止させて機能を縮小してシステムを稼働し続ける仕組み
- エ動作中の機械から一定の範囲内に人間が立ち入ったことをセンサが感知したとき,機械の動作を停止させる仕組み
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安全機構を見分けるための着眼点
安全性を高める仕組みを検討するときは、名称や印象ではなく、異常が起きた場面で何を検知し、どの段階で影響を抑え、利用者や周囲をどのように保護する設計なのかという観点に集中しましょう。
この問題で問われていること
各候補について、通常時の機能ではなく、想定外の状態に対して安全側へ移行させる役割が、どの対象・どの時点・どの範囲に及ぶのかを読み取り、役割の対応関係だけを確認してください。
視点
安全機構を整理するときは、異常の検知、影響の封じ込め、復旧や継続の支援など、設計上の役割を抽象化して捉えます。個別の名称や実装方法を暗記するより、どのリスクに対する境界を設けているか、作動後に何を守ることを狙っているかを確認すると、説明の構造を比較しやすくなります。
確認ポイント
- 異常が起きたときに、その仕組みが担う主な役割は何か
- 保護の対象と、影響を抑えるタイミングはどこか
- 通常の機能と安全確保の役割を混同していないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
インタロックは、機械の動作と人や周囲の状態を連動させ、危険な条件では動作を禁止または停止する仕組みです。人が危険範囲に入ったことを検知して機械を停止する例が該当する。
理由
エは、動作中の機械に人が一定範囲内へ立ち入ったという条件をセンサが検知し、その条件に応じて機械を停止させる仕組みです。機械の動作と安全条件を連動させ、危険な状態を防ぐため、インタロックの例として適切です。
比較
アは故障した機械を代替機へ切り替えるフォールトトレラントの考え方、ウは機能を縮小して稼働を続けるフェールソフトの考え方です。イは利用者を限定するアクセス制御であり、インタロックの説明ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。故障した機械を停止させた後、代替の機械へ自動的に切り替えて処理を継続する仕組みは、装置の冗長化によって故障への耐性を高める考え方である。動作条件と安全状態を連動させて危険を防ぐインタロックの例ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。特定の人間だけがシステムを利用できるようにする仕組みは、利用者の識別や認証、権限管理に関するものである。機械の動作を周囲の状態や安全条件と連動させて停止するインタロックとは目的と制御対象が異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。システムの一部に不具合が生じた際、その部分を停止し、機能を縮小して稼働を続ける仕組みはフェールソフトに該当する。故障の影響を限定する設計であり、特定条件で機械の動作を止めるインタロックとは異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。機械の動作中に人が危険な範囲へ立ち入ったことをセンサが検知し、機械を停止させる仕組みは、安全条件と機械の動作を連動させている。危険な条件では動作を許可しないインタロックの具体例である。
学習のポイント
インタロック、フェールセーフ、フェールソフト、フォールトトレラントの役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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