SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア処理能力を超えてフレームを受信する可能性があるとき,一時的に送信の中断を要求し,受信バッファがあふれないようにする。
- イ接続相手のNICが対応している通信規格又は通信モードの違いを自動的に認識し,最適な速度で通信を行うようにする。
- ウソフトウェアでNICをエミュレートし,1台のコンピュータに搭載している物理NICの数以上のネットワークインタフェースを使用できるようにする。
- エ一つのIPアドレスに複数のNICを割り当て,負荷分散,帯域の有効活用,及び耐障害性の向上を図る。
解き方のヒントを見る
構成要素と目的の対応を整理
この分野の問題では、用語の定義を個別に暗記するだけでなく、複数の構成要素がどの目的に結び付くかを、問題文に示された条件や制約に沿って整理して考えます。似た表現に惑わされず、役割と目的の関係を確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、各要素の役割と、それによって期待される目的が同じ方向を向いているかを確認し、名称の印象だけで判断しないようにします。さらに、問題文の条件がその対応関係と矛盾しないかを落ち着いて見直します。
視点
構成を考えるときは、登場する要素を役割ごとに分け、利用者が得たい効果とのつながりを整理します。個別の方式や式を先に当てはめず、条件と目的の対応を確認することが大切です。
確認ポイント
- 各要素が担う役割を、目的とは分けて整理する
- 問題文の条件が、目的の説明と矛盾していないか確認する
- 名称や印象ではなく、役割と目的の対応に注目する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
NICのチーミングは、複数の物理NICを論理的にまとめて利用する仕組みです。負荷分散や帯域の有効活用、障害発生時の通信継続性向上を目的とする。
理由
チーミングでは、複数のNICを一つの論理的なインタフェースとして扱い、通信負荷を分散したり、利用可能な帯域を有効に使ったりする。また、一部のNICに障害が起きても通信を継続しやすくなる。
比較
アは受信バッファのあふれを防ぐフロー制御、イは通信規格や速度を調整する自動ネゴシエーション、ウは物理NICをソフトウェア的に仮想化する機能の説明であり、複数NICの統合であるチーミングとは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。処理能力を超えるフレームを受信しそうなときに送信側へ一時停止を求め、受信バッファのあふれを防ぐ説明である。これは受信側と送信側の流量を調整するフロー制御に該当し、複数のNICを一つにまとめて負荷分散や耐障害性を高めるチーミングではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。接続相手のNICが対応する通信規格や通信モードを認識し、適切な通信速度などを選択する説明である。これは通信条件を自動的に調整する機能であり、複数のNICを割り当てて帯域を分散したり障害に備えたりするチーミングの説明ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ソフトウェアでNICをエミュレートし、物理的に搭載したNICの数を超えるネットワークインタフェースを利用する説明である。これは仮想NICの仕組みを示しており、複数の物理NICを統合して負荷分散や耐障害性向上を図るチーミングとは異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。チーミングは、一つのIPアドレスに複数のNICを割り当て、複数の物理NICをまとめて利用する仕組みである。通信負荷の分散、帯域の有効活用に加え、一部のNICが故障した場合の耐障害性向上も図れるため、設問の説明に合致する。
学習のポイント
フロー制御や自動調整、仮想化とチーミングの違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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