SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成29年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロジェクトで必要な作業とメンバの関係を表したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    コロケーション
  2. イ
    資源ヒストグラム
  3. ウ
    責任分担マトリックス
  4. エ
    プロジェクト憲章
解き方のヒントを見る

明示された情報の範囲を確かめる

プロジェクトに関する情報を検討するときは、直接示されている内容と、自分が補っている解釈の境界に注目しましょう。経験や慣習をいったん脇に置き、判断の根拠がどこにあるかを確かめることが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、作業とメンバについて判断する際に、どこまでが与えられた情報から読み取れる範囲なのかを意識しましょう。見慣れた表現から連想した内容を、そのまま根拠として扱っていないか振り返ってください。

視点

明示された内容と、そこから連想した内容を分けて整理しましょう。検討の途中で解釈を加えた場合は、その解釈を支える手掛かりが示されているかを確認すると、判断の根拠を整理できます。

確認ポイント

  • 判断の根拠にした情報は、どこに示されているか。
  • 経験や慣習から、示されていない前提を補っていないか。
  • 読み取った内容と自分の推測を、分けて整理できているか。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

正解はウの責任分担マトリックスです。プロジェクトで必要な作業とメンバを表の二つの軸に配置し、交点に担当や責任などを記すことで両者の関係を表します。作業ごとの分担を明確にできるため、設問の説明に該当します。

理由

責任分担マトリックスは、作業とメンバの対応関係を示す表です。例えば、行に設計やテストなどの作業、列にメンバを並べ、交点に担当や責任などを記します。これによって、各作業に誰がどのように関わるかを確認できるので、設問の「必要な作業とメンバの関係」に対応します。

比較

コロケーションはメンバを同じ場所に集めて活動させる方法です。資源ヒストグラムは時間に応じた資源量を棒グラフで示します。プロジェクト憲章はプロジェクトの立上げを正式に認可する文書です。それぞれ、活動場所、資源量の推移、立上げの認可を扱う点で、作業とメンバの対応関係を示す責任分担マトリックスとは異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。コロケーションは、プロジェクトのメンバを同じ場所に集めて活動させる方法です。意思疎通や連携を円滑にする狙いがありますが、必要な作業とメンバの対応関係を表すものではありません。

選択肢イ

これは不正解だよ。資源ヒストグラムは、時間の経過に応じた資源の必要量や使用量を棒グラフで示すものです。人員の必要量などを把握し、資源の過不足を検討するために用います。作業ごとにどのメンバが関わるかを対応づける表ではありません。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。責任分担マトリックスは、プロジェクトで必要な作業とメンバを対応づけ、それぞれの関わり方を示す表です。作業を一方の軸、メンバをもう一方の軸に配置し、交点に担当や責任などを記すことで、設問の関係を表せます。

選択肢エ

これは不正解だよ。プロジェクト憲章は、プロジェクトの立上げを正式に認可し、目的や概要、プロジェクトマネージャの権限などを示す文書です。プロジェクトの実施を支える基本文書ですが、必要な作業とメンバの対応関係を表すものではありません。

学習のポイント

責任分担マトリックスの目的を理解し、コロケーション、資源ヒストグラム、プロジェクト憲章との違いを整理しましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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