SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム障害が発生したときにシステムを初期状態に戻して再開する方法であり,更新前コピー又は更新後コピーの前処理を伴わないシステム開始のことで,初期プログラムロードとも呼ばれるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    ウォームスタート
  2. イ
    コールドスタート
  3. ウ
    ロールバック
  4. エ
    ロールフォワード
解き方のヒントを見る

再開方式を考える視点

障害後の再開方式を検討するときは、処理や状態をどの範囲まで扱うかという一つの観点に絞り、復旧後に必要となる確認内容を問題文の条件と照らして整理しましょう。

この問題で問われていること

着目するのは、障害発生後に維持または復元すべき状態の範囲です。復旧後の状態をどのように確認する必要があるかを、示された条件に沿って整理してください。

視点

再開方式を比べる際は、復旧の基準となる状態の範囲を整理し、その状態を扱うことで生じる確認事項を切り分けて考えます。

確認ポイント

  • 復旧の基準となる状態の範囲を確認する。
  • 処理や状態への影響範囲を確認する。
  • 再開後に必要な状態確認の有無を確認する。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

設問は、障害発生後にシステムを初期状態へ戻して再開する方法のうち、更新前コピー又は更新後コピーによる前処理を伴わないシステム開始を問うている。これは初期プログラムロードとも呼ばれる。

理由

更新前コピー又は更新後コピーを用いる前処理を伴わず、初期プログラムをロードしてシステムを開始する方法がコールドスタートです。設問の定義にある「初期プログラムロード」と一致するため、該当する。

比較

ウォームスタートは更新前後のコピーを利用する前処理を伴う再開方式であり、ロールバックは更新前の状態へ戻す処理、ロールフォワードは更新後の状態へ進める処理を指します。したがって、設問の開始方法とは区別される。

選択肢ア

これは不正解だよ。ウォームスタートは、更新前コピー又は更新後コピーを用いる前処理を伴ってシステムを再開する方式として扱われる。設問はそのような前処理を伴わない開始方法を問うているため、ウォームスタートには該当しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。コールドスタートは、更新前コピー又は更新後コピーを用いた前処理を伴わず、初期プログラムをロードしてシステムを開始する方法である。設問が示す「初期プログラムロード」と一致するため、該当する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ロールバックは、障害などの発生時に処理やデータを更新前の状態へ戻すための考え方であり、設問が定義する前処理を伴わないシステム開始そのものを表す名称ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。ロールフォワードは、バックアップなどから復元した後に更新履歴を適用し、より後の状態へ進める処理を指す。初期プログラムをロードして開始する方法ではないため、設問の定義とは一致しない。

学習のポイント

ウォームスタート、コールドスタート、ロールバック、ロールフォワードの役割を、前処理と更新状態の観点で区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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