SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成26年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図は,組織内のTCP/IPネットワークにあるクライアントが,プロキシサーバ,ルータ,インターネットを経由して組織外のWebサーバを利用するときの経路を示している。この通信のTCPコネクションが設定される場所はどれか。
組織内のクライアントとプロキシサーバから,ルータ,インターネット,組織外のWebサーバへ接続する経路図。
組織内のクライアントとプロキシサーバから,ルータ,インターネット,組織外のWebサーバへ接続する経路図。

選択肢

  1. ア
    クライアントとWebサーバの間,クライアントとプロキシサーバの間
  2. イ
    クライアントとプロキシサーバの間,プロキシサーバとWebサーバの間
  3. ウ
    クライアントとプロキシサーバの間,プロキシサーバとルータの間,ルータとWebサーバの間
  4. エ
    クライアントとルータの間,ルータとWebサーバの間
解き方のヒントを見る

条件と役割の対応を確かめる視点

問題文の条件と、問われている用語・手順・役割の説明がどのように結び付くかを丁寧に確認し、表面的な語の一致ではなく、設問が示す関係と前提に注目して考えることが重要です。

この問題で問われていること

一つの観点として、問題文が示す条件と、各説明が担う役割の対応関係に注目してください。説明全体が条件に沿っているかを、用語の印象だけで早く判断しないことが大切です。

視点

条件と役割の対応を確認する際は、設問中の前提や目的を手掛かりにしながら、説明が何を対象にし、どの場面で機能するものとして述べられているかを整理します。

確認ポイント

  • 条件として明示された要素を拾う
  • 説明と条件の対応関係を見る
  • 語句の類似ではなく全体の整合性を確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

プロキシサーバはクライアントの要求を受け取り、Webサーバに対して別の通信を行うため、両者の間でTCP接続を分けて扱います。一方、ルータは通信を中継するだけでTCP接続の終端にはなりません。

理由

プロキシサーバはクライアント側の要求を受け付けた後、Webサーバ側へ別の要求を送信します。そのため、TCPコネクションはプロキシサーバを境界として分かれて設定されます。

比較

ルータは経路上でIPパケットを転送する装置であり、TCP通信の終端にはなりません。したがって、ルータを境界にしてTCPコネクションを分割して数えることはありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。プロキシサーバを利用する場合、クライアントが接続する相手はまずプロキシであり、プロキシがWebサーバとの通信を代理する。したがって、クライアントからWebサーバまでを直接結ぶTCPコネクションをこの構成の設定場所に含めるのは、接続の終端を取り違えている。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。プロキシサーバはクライアントからの要求を受けて、Webサーバへ別の要求を送る中継点である。そのためTCPコネクションは、クライアントとプロキシサーバの間、およびプロキシサーバとWebサーバの間に、それぞれ独立して設定される。ルータはパケットを転送するだけで、TCPの終端にはならない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。クライアントとプロキシサーバの間の接続は設定されるが、プロキシサーバとルータの間、ルータとWebサーバの間を別々のTCPコネクションとして数えるのは誤りである。ルータは経路上でTCPを終端せず、プロキシとWebサーバの間の接続はルータをまたいで成立する。

選択肢エ

これは不正解だよ。クライアントはプロキシサーバを経由してWebサーバを利用するため、クライアントとルータの間に直接TCPコネクションを設定する構成ではない。また、ルータとWebサーバの間もTCPの終端同士ではなく、プロキシがWebサーバ側の接続を担う。

学習のポイント

プロキシによる代理接続と、ルータによる単純なパケット転送を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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