SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成26年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロジェクトのリスクを,デルファイ法を利用して抽出しているものはどれか。

選択肢

  1. ア
    ステークホルダや経験豊富なプロジェクトマネージャといった専門家にインタビューし,回答を収集してリスクとしてまとめる。
  2. イ
    複数のお互いに関係のないステークホルダやプロジェクトマネージャにアンケートを行い,その結果を要約する。さらに,要約結果を用いてアンケートを行い,結果を要約することを繰り返してリスクをまとめる。
  3. ウ
    プロジェクトチームのメンバにPMOのメンバやステークホルダを複数名加え,一堂に会して会議をし,リスクに対する意見を出し合い,進行役がリスクとしてまとめる。
  4. エ
    プロジェクトを強み,弱み,好機,脅威のそれぞれの観点及びその組合せで分析し,リスクをまとめる。
解き方のヒントを見る

条件と問いの対応を確認する視点

まず設問中の条件を、何を確認するために置かれているかという観点で整理し、問われている用語・手順・役割との対応関係を一つずつ照合します。表面的な語句の一致だけで判断しないことが大切です。

この問題で問われていること

確認の中心は、設問が示す条件と、問われている対象の役割や位置づけが論理的につながっているかです。細部を暗記で埋めず、条件が判断にどう関係するかを丁寧に読み取ります。

視点

設問の条件を独立した手掛かりとして分け、対象の定義・目的・順序など、問われている観点との関係を整理します。複数の条件がある場合も、同じ観点で整合性を確認しましょう。

確認ポイント

  • 設問の条件を、判断に使う手掛かりごとに区切れているか
  • 問われている対象と、各条件の関係を同じ観点で説明できるか
  • 語句の印象ではなく、条件全体との整合性を確認したか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

デルファイ法は、複数の関係者に質問し、回答を整理した結果を次の質問に反映する手順を繰り返して、リスクを抽出する方法です。

理由

選択肢イは、複数の関係者へのアンケート結果を要約し、その要約結果を用いて再度アンケートを行う手順を示している。この反復的な意見収集と整理が、デルファイ法の特徴に当たる。

比較

アはインタビュー、ウは関係者を集めた会議による討議、エは強み・弱み・好機・脅威を用いるSWOT分析を説明している。いずれもデルファイ法の反復的なアンケート手順ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。ステークホルダや経験豊富なプロジェクトマネージャなどの専門家にインタビューし、回答を収集してリスクにまとめる方法である。回答を要約して次のアンケートに反映する反復的な手順がないため、デルファイ法の説明ではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。複数のステークホルダやプロジェクトマネージャにアンケートを行い、結果を要約したうえで、その要約結果を用いて再びアンケートを行っている。この手順を繰り返してリスクをまとめる点が、デルファイ法に合致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。プロジェクトチームのメンバにPMOのメンバやステークホルダを加え、一堂に会して意見を出し合い、進行役がリスクとしてまとめる方法である。会議による討議であり、アンケートを繰り返すデルファイ法ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。プロジェクトを強み、弱み、好機、脅威の観点とその組合せで分析する方法は、SWOT分析に該当する。環境や状況を分類して整理する分析であり、複数回のアンケートで意見をまとめるデルファイ法ではない。

学習のポイント

単発の聞き取りや会議、SWOT分析との違いを、情報収集の手順で見分ける。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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