SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成26年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

バックアップサイトの説明のうち,ウォームスタンバイの説明として,最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び,緊急時には互いのシステムを貸し借りして,サービスを復旧する。
  2. イ
    緊急時にバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し,サービスを復旧する。
  3. ウ
    別の場所に常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき,緊急時にバックアップシステムに切り換えて直ちにサービスを復旧する。
  4. エ
    別の場所にバックアップシステムを用意しておき,緊急時にバックアップシステムを起動してデータを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
解き方のヒントを見る

条件から用語を見極める視点

設問の条件と各選択肢が説明する対象の関係を、用語の暗記だけでなく役割や目的の観点から整理し、何を確認すべきかを一つずつ切り分けて考えましょう。表面的な語感や似た表現に引きずられず、問われている判断軸を先に定めることが大切です。

この問題で問われていること

まず、設問が求めているのは用語の意味、手順の順序、役割の対応のどれに近いかを確認し、その判断軸と選択肢の説明が同じ対象を指しているかを丁寧に照合してください。曖昧な印象で決めず、条件との対応を言葉で説明できるかを基準にします。

視点

設問を読むときは、条件が示している判断軸を一つ定め、その軸に関係する語句だけを拾います。次に、選択肢の説明がその条件とどのような対応を述べているかを、自分の言葉で確認します。周辺知識を広げすぎず、同じ観点で比較することが大切です。

確認ポイント

  • 設問で明示された条件のうち、判断の中心になる語句は何か
  • その条件が、各選択肢のどの説明部分と関係しているか
  • 同じ判断軸で比べたとき、説明の対象や役割がずれていないか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

ウォームスタンバイは、別拠点に待機系を準備しておき、障害時には起動やデータ反映などの復旧作業を経てサービスを再開する方式です。常時同期済みで即時切替する方式とは異なる。

理由

ウォームスタンバイでは、別の場所にバックアップシステムをあらかじめ用意する。一方、障害時にはシステムを起動し、データを最新状態にする処理などを行ってからサービスを復旧する。

比較

緊急時に初めてシステムを持ち込む方式はコールドスタンバイに近い。常にデータ同期済みで直ちに切り換える方式は、ウォームスタンバイよりも即時復旧を重視した構成です。

選択肢ア

これは不正解だよ。同じようなシステムを運用する外部組織と相互に設備を貸し借りする説明であり、複数組織間の相互援助を表している。自組織が別拠点に待機系を用意するウォームスタンバイの説明ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。緊急時になってからバックアップシステムを持ち込み、再開する説明である。平常時には待機系を用意していないため、復旧開始までの準備作業が大きく、ウォームスタンバイとは異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。別拠点のバックアップシステムと常にデータ同期を取り、緊急時に直ちに切り換える説明である。復旧前のデータ反映作業を想定していないため、ウォームスタンバイではなく、より即時切替に近い構成を示している。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。別拠点にバックアップシステムをあらかじめ用意し、緊急時に起動したうえでデータを最新状態にする処理を行ってからサービスを復旧する説明である。待機系の準備と復旧時の作業を両立している。

学習のポイント

バックアップサイトの準備状態と、復旧開始後に必要となる作業量を比較する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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