SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問23

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

磁気ディスク装置や磁気テープ装置などのストレージ(補助記憶装置)を,通常のLANとは別の高速な専用ネットワークで構成する方式はどれか。

選択肢

  1. ア
    DAFS
  2. イ
    DAS
  3. ウ
    NAS
  4. エ
    SAN
解き方のヒントを見る

接続構成を見分ける基本の視点

装置同士の役割と、通信を支える経路の捉え方を分けて整理し、構成を読むときにどの関係へ注目するかを確認しましょう。用語の印象だけで決めず、全体のつながりを比較することが大切です。

この問題で問われていること

確認の焦点は、図や説明に現れる要素を単独で覚えるのではなく、装置間の関係と通信経路の関係のどちらを中心に表しているかを整理することです。構成全体の視点を一つに絞って読み取りましょう。

視点

構成を読むときは、登場する機器の役割、機器間の結び付き、情報が通る範囲を切り分け、同じ言葉がどの階層の関係を表しているかを落ち着いて確認します。名称の暗記より、説明の主語と関係の向きに注目しましょう。

確認ポイント

  • 説明の中心が、個々の装置の役割か全体の接続関係かを区別する
  • 機器間の結び付きと、通信経路を示す範囲を同じ観点で比較する
  • 用語の印象ではなく、図や文章で示された関係の主語を確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

SANは、サーバと磁気ディスク装置や磁気テープ装置などを、通常のLANとは分離された高速な専用ネットワークで接続する方式です。したがって設問の説明に該当する。

理由

SANはStorage Area Networkの略で、サーバとストレージ装置の間に専用の高速ネットワークを構成する。通常のLANとは分離してストレージへ接続し、ブロック単位でアクセスする方式です。

比較

DASは記憶装置をサーバへ直接接続する方式、NASは通常のネットワークを通じてファイル単位で共有する方式です。DAFSはファイルアクセス関連の技術であり、設問のネットワーク構成方式そのものではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。DAFSは、ストレージを通常のLANとは別の専用ネットワークで接続する方式そのものを表す選択肢ではなく、ファイルアクセスを高速化するためのプロトコルやファイルシステム関連技術を指す。設問の方式名とは一致しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。DASは、サーバに磁気ディスクなどの記憶装置を直接接続する方式である。専用ネットワークを介して複数のサーバから共有する構成ではないため、通常のLANとは別の高速ネットワークでストレージを構成するという設問の条件に合わない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。NASは、ストレージをネットワークに接続し、ファイル単位で共有する方式である。一般に既存のTCP/IPネットワークを利用してアクセスするため、通常のLANとは分離されたストレージ専用ネットワークを構築する方式を示す語ではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。SANは、サーバと磁気ディスク装置や磁気テープ装置などを、通常のLANから分離した高速な専用ネットワークで接続する方式である。ストレージを共有し、ブロック単位でアクセスする構成として設問の説明に合致する。

学習のポイント

DAS、NAS、SAN、DAFSの役割と接続形態の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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