SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アIPマスカレード機能による,インターネットからの不正侵入に対する防止効果
- イPPPoE機能による,経路上の盗聴に対する防止効果
- ウWPA機能による,不正なWebサイトへの接続に対する防止効果
- エWPS機能による,インターネットからのウイルス感染に対する防止効果
解き方のヒントを見る
条件と役割を照らして考える
設問の条件と問われている役割を切り分け、各選択肢がその条件に適合するかを順に確認しましょう。用語の印象だけで判断せず、対象・目的・範囲の対応関係に注目し、丁寧に確認します。
この問題で問われていること
一つの観点として、設問中の条件が求める役割と、各選択肢が担う役割の対応だけを確認してください。対象や前提の範囲を取り違えず、問いが求めるレベルに合わせて考えることが大切です。
視点
設問の前提、対象、目的を整理したうえで、問われている役割がどの範囲に関係するかを確認します。その後、表面的な語句ではなく、条件との対応関係を落ち着いて見比べます。
確認ポイント
- 設問の条件が示す対象と目的を、まず一文で整理できるか確認する。
- 問われている役割の範囲が、設問の前提から外れていないか確認する。
- 選択肢を見るとき、語句の印象ではなく条件との対応に注目する。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
家庭内ネットワークでは、ルータのアドレス変換、無線LANの暗号化、回線接続機能、設定補助機能がそれぞれ異なる役割を持つ。機能の名称ではなく、どの脅威への対策になるかを確認する。
理由
IPマスカレードは、家庭内のプライベートIPアドレスを外部向けのアドレスに変換する機能です。外部から内部端末へ直接接続しにくくなるため、インターネット側からの不正な侵入を抑止する効果が期待できる。
比較
PPPoEは回線接続や利用者認証などに用いられ、通信内容そのものを暗号化する機能ではありません。WPAは無線LAN通信の保護、WPSは無線LAN設定の簡略化が中心であり、Webサイトの安全性判定やインターネット上のウイルス対策を直接行う機能ではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。IPマスカレードは、家庭内端末のプライベートIPアドレスを外部向けのアドレスに変換する機能である。外部から内部端末へ直接接続する経路が見えにくくなり、特別な設定がない通信を通しにくくするため、インターネットからの不正侵入を抑止する効果が期待できる。
選択肢イ
これは不正解だよ。PPPoEは、ブロードバンド回線への接続や利用者認証などに使われる機能であり、経路上を流れる通信内容を暗号化して盗聴を防ぐ機能ではない。したがって、PPPoEの利用だけで経路上の盗聴を防止できるとはいえない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。WPAは無線LANで送受信するデータを保護し、無線区間への不正な参加や通信の傍受を防ぎやすくするための機能である。不正なWebサイトかどうかを判定して接続を阻止する機能ではないため、記述の脅威とは対象が異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。WPSは、無線LAN端末をアクセスポイントへ接続する際の設定を簡略化するための機能である。インターネットから侵入するウイルスを検出・駆除したり、感染を防いだりする機能ではないので、記述された効果は期待できない。
学習のポイント
ネットワーク機能とセキュリティ効果の対応関係を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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