SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成23年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問24

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ステガノグラフィの機能はどれか。

選択肢

  1. ア
    画像データなどにメッセージを埋め込み,メッセージの存在そのものを隠す。
  2. イ
    メッセージの改ざんやなりすましの検出,及び否認の防止を行う。
  3. ウ
    メッセージの認証を行って改ざんの有無を検査する。
  4. エ
    メッセージを決まった手順で変換し,通信途中での盗聴を防ぐ。
解き方のヒントを見る

条件と役割を対応づける視点

設問の条件を一つずつ取り出し、問われている用語・手順・役割が、どの場面で何を担うものかを整理して、表現の印象ではなく条件との対応関係をより丁寧に確かめましょう。

この問題で問われていること

確認する観点は、設問に示された条件と、各候補が説明する対象の役割や適用場面が矛盾なく対応しているか、という一点に絞ります。名称の印象や知識量ではなく、条件との関係だけを丁寧に見比べましょう。

視点

用語や手順を判断するときは、名称の連想だけで決めず、設問中の条件、目的、関係する対象を分けて整理します。そのうえで、説明がどの条件に対応しているかを落ち着いて照合します。

確認ポイント

  • 設問が示す前提条件を、判断に必要なものだけ抜き出せているか。
  • 問われている対象の役割を、目的や利用場面と分けて捉えているか。
  • 候補の説明と設問の条件を、同じ観点で照合できているか。
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ステガノグラフィは、画像などのデータに別のメッセージを埋め込み、そのメッセージが存在すること自体を第三者に気付かれにくくする技術です。暗号化や認証とは目的が異なる。

理由

ステガノグラフィは、画像や音声などの中に別のメッセージを埋め込み、第三者から見たときに秘密情報が存在すること自体を分かりにくくする技術です。内容を読めなくする暗号化とは目的が異なる。

比較

電子署名やメッセージ認証は改ざん・なりすましの検出などを担い、暗号化は通信内容の秘匿を担う。一方、ステガノグラフィは情報が埋め込まれている事実を目立たなくする点に特徴がある。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ステガノグラフィは、画像や音声などの中に別のメッセージを埋め込み、第三者から見たときに秘密情報が存在すること自体を分かりにくくする技術である。内容を読めなくする暗号化とは目的が異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。メッセージの改ざんやなりすましを検出し、送信者が後から否認することを防ぐ機能は、電子署名などが担う。これは通信相手や内容の正当性を確認する仕組みであり、メッセージの存在を隠すステガノグラフィの説明ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。メッセージ認証は、共有鍵などを用いてメッセージが改ざんされていないかを検査する機能である。守る中心は内容の完全性や送信元の確認であり、画像などへ情報を埋め込んで存在を隠す機能とは異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。メッセージを決まった手順で変換し、通信途中で盗聴されても内容を読みにくくするのは暗号化の役割である。暗号化は内容の秘匿を目的とするのに対し、ステガノグラフィは情報が埋め込まれている事実を目立たなくする点に特徴がある。

学習のポイント

ステガノグラフィと暗号化、認証、電子署名の目的の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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