SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アクライアントとWebサーバの間,クライアントとプロキシサーバの間
- イクライアントとプロキシサーバの間,プロキシサーバとWebサーバの間
- ウクライアントとプロキシサーバの間,プロキシサーバとルータの間,ルータとWebサーバの間
- エクライアントとルータの間,ルータとWebサーバの間
解き方のヒントを見る
通信の範囲をそろえて考える
通信の仕組みを考えるときは、まず何を対象にした記述なのかという範囲に注目しましょう。全体についての話と、その一部分についての話を混ぜず、与えられた条件に沿って同じ範囲で捉えることが検討の出発点です。
この問題で問われていること
この分野では、通信全体の印象だけで判断せず、今考えている対象の範囲が途中で変わっていないかを確認することが役立ちます。示された条件を整理する際も、同じ範囲に関する情報かどうかという一点に注目してください。
視点
対象の範囲をそろえるとは、何について考えているのかを明確にし、その範囲を保って情報を整理することです。用語から連想した知識を当てはめる前に、その知識が今の対象と同じ範囲の話かを確かめましょう。
確認ポイント
- 考えている対象の範囲を明確にしたか
- 範囲の異なる情報を混ぜていないか
- 検討の途中で対象の範囲が変わっていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。TCPコネクションは、クライアントとプロキシサーバの間、プロキシサーバとWebサーバの間に設定されます。プロキシサーバが通信を仲介し、ルータはその通信のIPパケットを転送します。
理由
本問のプロキシサーバは、クライアントの通信相手としてTCPコネクションを受け付けます。そして、Webサーバとの間に別のTCPコネクションを設定し、クライアントの要求を中継します。このため、TCPコネクションの設定場所は二つあり、選択肢イの組合せになります。
比較
ルータは宛先IPアドレスに基づいてパケットを転送する装置です。本問のWeb通信ではTCPコネクションを終端しないため、ルータを通過してもTCPコネクションは分割されません。図の経路上の接続と、TCPコネクションの端点を区別することがポイントです。
選択肢ア
これは不正解だよ。クライアントとプロキシサーバの間にTCPコネクションを設定する点は適切です。しかし、本問ではプロキシサーバがクライアントからの通信を受け、Webサーバへ別のTCPコネクションで接続します。前半の「クライアントとWebサーバの間」が誤りです。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。プロキシサーバはクライアントの通信相手となり、受け取った要求をWebサーバへ中継するために別のTCPコネクションを設定します。この二つの接続場所を示しているので正解です。ルータはパケットを転送し、TCPを終端しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。クライアントとプロキシサーバの間は適切ですが、後半でルータをTCPコネクションの端点にしている点が誤りです。ルータはIPパケットを転送するので、そこを境にTCPコネクションを分割しません。プロキシサーバからWebサーバまでが一つの接続です。
選択肢エ
これは不正解だよ。前半の「クライアントとルータの間」、後半の「ルータとWebサーバの間」は、どちらもルータをTCPの通信相手としている点が誤りです。本問ではプロキシサーバが通信を仲介し、クライアント側とWebサーバ側で別々のTCPコネクションを設定します。
学習のポイント
プロキシサーバによるTCP接続の仲介と、ルータによるIPパケットの転送の違いを理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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