SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

令和5年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム監査基準 (平成39年) における予備調査についての記述として、 適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    監査対象の実態を把握するために、 必ず現地に赴いて実施する。
  2. イ
    監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて、 業務内容、 業務分掌の体制などを把握する。
  3. ウ
    監査の結論を裏付けるために、 十分な監査証拠を入手する。
  4. エ
    調査の範囲は、 監査対象部門だけに限定する。
解き方のヒントを見る

午前I 問22:予備調査は“本番前の下見”だよ

システム監査基準でいう予備調査は、本調査に入る前に「どんな仕事をしているのか」「どんなルールや体制で動いているのか」をつかむ段階だよ。たとえるなら、旅行前に地図や宿の情報を見て、現地で何を確認するか決めるようなもの。事務手続、規程、マニュアルなどを見て業務内容や体制を理解するのが中心で、必ず現地に行く必要があるわけでも、監査対象部門だけを見ればよいわけでもないよ。

この問題で問われていること

予備調査は、十分な監査証拠を集める本調査とは役割が違うよ。本調査をうまく進めるために、先に監査対象の実態をざっくり把握する段階だと切り分けて理解しよう。

Purpose of a Preliminary Survey

a preliminary survey gathers an initial understanding of business procedures and organizational responsibilities through documents such as manuals and operational rules before the main audit begins

understand operations before the main audit\nuse manuals and procedural documents\nnot necessarily always on site\nnot limited only to the audited department

確認ポイント

  • 予備調査は本調査前の理解フェーズです。
  • 事務手続やマニュアルから実態を把握する。
  • 必ず現地実施とは限らない。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは不正解だよ。予備調査は、まず地図や資料を見て下調べするような段階なんだ。家を点検するときに、必ず最初から現地へ行かないといけないわけではなく、図面や手順書を見て状況をつかむこともあるよ。「必ず現地」が強すぎる表現なんだ。

選択肢イ

これは正解だよ。予備調査は、本格的に調べる前の下見みたいなものなんだ。お店の仕事を理解するために、店のマニュアルや担当表を見る感じだよ。事務手続やマニュアルから、どんな業務をしていて、誰が何を担当しているかを把握するのは予備調査として適切だよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。監査の結論を支える証拠をしっかり集めるのは、主に本調査の役割なんだ。予備調査は、泥棒探しでいうと、いきなり証拠を固める段階ではなく、まず家の間取りや出入口を確認して、どこを重点的に調べるか決める段階だよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。監査では、対象部門だけ見れば全部分かるとは限らないんだ。例えば窓口のミスを調べるとき、窓口だけでなく、裏で処理している部署や外部委託先も関係することがあるよ。だから範囲を監査対象部門だけに限定するとはいえないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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