SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問21

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム開発委託先 (受託者) から委託元 (委託者) に納品される成果物に対する受入テストの適切性を確かめるシステム監査の要点はどれか。

選択肢

  1. ア
    委託者が作成した受入テスト計画書に従って、 受託者が成果物に対して受入テストを実施していること
  2. イ
    受託者が成果物と一緒に受入テスト計画書を納品していること
  3. ウ
    受託者から納品された成果物に対して、 委託者が受入テストを実施していること
  4. エ
    受託者から納品された成果物に対して、 監査人が受入テスト計画を策定していること
解き方のヒントを見る

「プリンタが動かない!」という問い合わせに、原因究明より先に「とりあえず印刷できるようにする」(インシデント管理)

ITIL(ITサービス管理の教科書)の「インシデント管理」の問題だよ。インシデント管理の一番の目的は、ユーザーの仕事を止めないために「一時的でもいいからとにかく早くシステムを復旧させること(応急処置)」なんだ。「プリンタの部品の不具合(根本原因)」をじっくり調べるのは、その後の「問題管理」の仕事だよ。

この問題で問われていること

「根本原因の追究と恒久対策」を行う「問題管理」とは明確に区別し、「発生したトラブルに対して、迅速に暫定復旧(ワークアラウンドなど)を施して業務継続を最優先する」プロセスを選ぼう。

Incident Management

incident management aims to restore normal service quickly and minimize business impact

restore service\nminimize impact\ntrack resolution

確認ポイント

  • 再発防止が主目的ではありません。
  • 早期復旧を重視する。
  • インシデント管理を選ぶ。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは間違いだよ。受入テストは、成果物を受け取る委託者が「本当に注文どおりかな?」と確認するテストなんだ。たとえば料理を注文したお客さんの代わりに、作った店員さん自身が「うん、おいしいから合格」と言っているようなものだよ。作った側ではなく、受け取る側が確認しよう。

選択肢イ

これは間違いだよ。受入テスト計画書は、基本的に「買う側・使う側」である委託者が作るものなんだ。たとえば家を注文した人が「どこを確認するか」のチェックリストを作るイメージだね。作った業者がチェック項目まで決めてしまうと、自分に都合のよい確認になりやすいよ。

選択肢ウ

これが正解だよ。受入テストは、納品された成果物を委託者が確認して「注文どおりに使えるね」と判断するためのものなんだ。たとえば新しい家を建ててもらったら、住む人がドアや窓、水回りを確認してから受け取るよね。作った業者ではなく、使う側が確認するのがポイントだよ。

選択肢エ

これは間違いだよ。監査人は、テスト計画を作る人ではなく、「ちゃんと適切なやり方で確認されているかな?」とチェックする人なんだ。たとえば試験官が答案を作るのではなく、試験がルールどおり行われたかを見る立場に近いよ。受入テスト計画を作るのは委託者の役割だよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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