SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ
平成21年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステムに障害が発生したときでも、 常に安全側にシステムを制御する。
- イシステムの機能に異常が発生したときに、 すぐにシステムを停止しないで機能を縮退させて運用を継続する。
- ウシステムを構成する要素のうち、 信頼性に大きく影響するものを複数備え、 システムの信頼性を高める。
- エ不特定多数の人が操作しても、 誤動作が起こりにくいように設計する。
解き方のヒントを見る
踏切が壊れたら、とりあえず「遮断機を下ろして安全にする」設計思想
「フェールセーフ」は、システムに異常が起きたとき、多少の不便があっても「絶対に危険にならない安全な状態(安全側)」へ倒して止める設計思想だよ。踏切の電源が切れたら重力で遮断機が勝手に下りる、といった例が有名だね。
この問題で問われていること
間違った操作をできないようにする「フールプルーフ」や、機能を落として動き続ける「フェールソフト」とは区別して、「異常時に『安全な状態へ移行して止める』」のがフェールセーフだと覚えよう。
フェールセーフの発想
異常が起きたときに停止や遮断を選んでも、人や設備に危険が及ばない状態へ移すのがフェールセーフです。性能を落として継続する考え方や、誤操作しにくくする考え方とは分けて考えます。
異常発生 -> 安全側へ移行\n例: 停止 / 遮断 / 開放
確認ポイント
- 冗長化で信頼性を高める説明はフェールセーフではなくフォールトトレランス寄りです。
- 誤操作しにくくする設計はフールプルーフです。
- 機能を落として継続するのはフェールソフトの考え方です。
正解と解説を見る
正解
ア
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア(正解)
これは「障害が起きても危険にならないよう安全側に動かす」考え方だよ。例えば、信号機が故障したら全部消えるより赤点滅にして注意を促すようなもの。故障時の安全確保を表している説明だよ。
選択肢イ
これは「一部の機能をあきらめて運転を続ける」考え方だよ。例えば、エレベーターの一部機能が壊れても低速運転で動かすような感じ。止めずに縮小運転する話なので、安全を最優先して停止・制御する説明とは違うよ。
選択肢ウ
これは「信頼性を高めるために部品を二重化する」考え方だよ。例えば、家の鍵をなくしても困らないように合鍵を用意しておく感じ。障害が起きても安全側に止める話ではないので、この説明とは別物だよ。
選択肢エ
これは「誰が触っても間違えにくくする」設計のことだよ。例えば、押してはいけないボタンにカバーを付けるようなもの。人の操作ミスを防ぐ話であって、故障時に安全側へ制御する話ではないよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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