SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
平成26年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アGUI が組み込まれていて,マウスを使った直感的な操作が可能である。
- イWeb ブラウザ,ワープロソフト,表計算ソフトなどが含まれており,Linux カーネルだけで多くの業務が行える。
- ウシェルと呼ばれる CUI が組み込まれていて,文字での操作が可能である。
- エプロセス管理やメモリ管理などの,アプリケーションが動作するための基本機能を提供する。
解き方のヒントを見る
役割と構成のつながりを確認
Linuxカーネルを学ぶときは、システム全体のどの部分を支える層なのかと、内部の構成がその役割とどう結び付くのかを対応させて整理しましょう。用語の暗記だけで判断しないことが大切です。
この問題で問われていること
選択肢を読む際は、カーネルの役割と構成要素の説明が同じ視点で対応しているかに注目し、対象範囲や責任の置かれ方に無理がないかを一つずつ丁寧かつ慎重に確かめてください。
視点
抽象的な役割、内部の分担、外部との境界を切り分け、各説明がどの範囲を述べているかを比較する視点を持ちましょう。個別の用語を単独で覚えるより、役割と構成の対応関係を整理すると理解しやすくなります。
確認ポイント
- 説明が示す対象の範囲を、役割・構成・利用者側のどこに置いているか確認する
- 役割の説明と構成の説明が、同じ前提や粒度で結び付いているか見直す
- 一部の印象的な用語だけで決めず、説明全体の責任分担に矛盾がないか確かめる
正解と解説を見る
正解
エ
解説
LinuxカーネルはOSの中核として、プロセス管理やメモリ管理など、アプリケーションを動作させるための基本機能を提供する。GUI、シェル、業務用アプリケーションはカーネルとは別のソフトウェアです。
理由
カーネルは、CPUやメモリなどの資源を管理し、プロセスの実行やアプリケーションとハードウェアの仲介を行うOSの中核部分です。したがって、基本機能を提供するという説明が適切です。
比較
GUIやシェルは利用者向けの操作環境、Webブラウザやワープロソフトなどはアプリケーションであり、Linuxカーネルそのものに含まれる機能ではありません。Linuxの配布物に含まれる場合でも、カーネルとは区別する。
選択肢ア
これは不正解だよ。GUIは画面表示やマウス操作を受け持つ利用者向けの環境であり、Linuxカーネルそのものに組み込まれた機能ではない。カーネルはGUIを直接提供するのではなく、必要な資源を管理して周辺ソフトウェアを支える。
選択肢イ
これは不正解だよ。Webブラウザ、ワープロソフト、表計算ソフトは、カーネル上で動作するアプリケーションである。Linuxの配布物に含まれることはあっても、Linuxカーネルだけに含まれるものではなく、カーネルの役割と混同している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。シェルは文字による操作を受け付けてカーネルへ処理を依頼するソフトウェアであり、カーネルそのものに組み込まれたCUIではない。シェルはカーネルを利用する側の操作環境として位置付けられる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。Linuxカーネルは、プロセス管理やメモリ管理など、アプリケーションが動作するための基本機能を提供する。さらに、ハードウェア資源の管理やソフトウェア間の仲介も担うため、カーネルの説明として適切である。
学習のポイント
カーネルと利用者向けソフトウェアの役割分担を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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