PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステムがその利用中に,意図された運用環境で意図された用途を達成することで,そのビジネス又はミッションの目標及び利害関係者要件(要求事項)を満たすという客観的証拠を提供する。
- イシステム又はシステム要素がその指定された要件(要求事項)及び特性を満たしていることの客観的な証拠を提供する。
- ウ製品,サービス及びプロセスの品質について,効果的な管理を支援し,これらの品質を実証するために,これらに関する客観的なデータ及び情報を収集し,分析し,報告する。
- エ組織の品質管理プロセスのプロジェクトへの効果的な適用を確実なものにするよう支援する。
解き方のヒントを見る
技術プロセスの目的を成果で見分ける
規格上のプロセスは、作業手順ではなく「そのプロセスを終えたときに何が得られているか」という目的で定義されます。記述の中心にある成果が何かを捉え、作業の名称や印象ではなく成果の性質でプロセスを区別する姿勢で検討しましょう。
この問題で問われていること
問われているのは、個々のプロセスが「何のために存在し、終えたときに何が達成されているのか」という目的の区別です。似た作業を含むプロセス同士でも、目的として掲げる成果は異なるため、その違いを言葉にできるかがポイントです。
視点
ライフサイクルプロセス規格では、各プロセスを「目的」と「その結果として得られる成果」で整理し、具体的な作業はそれを達成する手段として位置付けています。そのため、複数のプロセスに似た作業が現れても、それだけでは区別できません。区別の手掛かりは、そのプロセスの完了時点で何が確定し、どのような状態になっているかという一点です。用語の響きや作業の見た目に引きずられず、成果の中身に注目して比べる習慣が、この分野の学習で役立ちます。
確認ポイント
- 各プロセスについて、終えたときに得られている成果を自分の言葉で一文にできるか
- 作業の名称や用語の似た響きではなく、成果の中身そのもので比べているか
- その成果を誰が何のために受け取るのかを想定して、目的を捉えられているか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正答はア。妥当性確認プロセスは、システムが意図された運用環境で意図された用途を達成し、ビジネス又はミッションの目標及び利害関係者要件を満たすことについて、客観的証拠を提供する。
理由
アは、システムが実際の利用中に意図された運用環境と用途で目的を達成し、ビジネス又はミッションの目標及び利害関係者要件を満たすことの客観的証拠を提供すると述べている。これは設問の妥当性確認プロセスの目的に合致する。
比較
イは指定された要件及び特性を満たすことの証拠であり、アが示す利用目的の達成とは焦点が異なる。ウは品質に関するデータや情報の収集・分析・報告、エは組織の品質管理プロセスをプロジェクトへ適用する支援であり、妥当性確認そのものの目的ではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。システムが意図された運用環境で意図された用途を達成し、ビジネス又はミッションの目標及び利害関係者要件を満たすことについて、客観的証拠を提供するとしている。妥当性確認プロセスの目的を直接説明している。
選択肢イ
これは不正解だよ。システム又はシステム要素が指定された要件及び特性を満たしていることの客観的証拠を提供するとしているが、これは意図された用途や運用環境で目的を達成することではなく、指定事項への適合に焦点を置いている。
選択肢ウ
これは不正解だよ。製品、サービス及びプロセスの品質を管理・実証するため、客観的なデータや情報を収集、分析、報告すると述べている。品質情報を扱う活動の説明であり、システムの利用目的達成を確認する妥当性確認の目的とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。組織の品質管理プロセスをプロジェクトへ効果的に適用できるよう支援すると述べている。対象は品質管理プロセスの適用支援であり、意図された運用環境でシステムが用途を達成することの客観的証拠を提供する説明ではない。
学習のポイント
妥当性確認と、指定要件への適合を扱う確認を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針