PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アプロジェクトに影響されるか,又は影響を及ぼす個人,集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化すること
- イプロジェクトのステークホルダに対し,要求した情報を利用可能にすること及び情報に対する予期せぬ具体的な要求に対応すること
- ウプロジェクトのステークホルダのコミュニケーションニーズを確実に満足し,コミュニケーションの問題が発生したときにそれを解決すること
- エプロジェクトのステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定すること
解き方のヒントを見る
判断する対象の範囲をそろえる
プロジェクトマネジメントの学習では、使われている言葉だけで判断せず、何について考える場面なのかを確かめましょう。まずは判断の対象となる範囲に注目し、与えられた状況から分かることを整理してください。
この問題で問われていること
ここで意識したいのは、判断の対象を途中で広げたり狭めたりしていないか、という点です。自分が想像した事情と与えられた条件を混ぜず、どの範囲について考えているのかを一定に保ちながら検討しましょう。
視点
判断の対象範囲とは、今考える事柄にどこまでを含めるかという区切りです。その区切りを自分なりに短く言葉にし、考えている途中で別の範囲へ移っていないかを確かめると、論点を整理しやすくなります。
確認ポイント
- 今考える対象の範囲を短く言葉にできるか
- 与えられた条件を超えて範囲を広げていないか
- 検討の途中で対象の範囲が変わっていないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正解はエです。「コミュニケーションの計画」は、ステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定することを目的とします。イは実行プロセス群の「情報の配布」、ウは管理プロセス群の「コミュニケーションの管理」であり、両者の段階も区別します。
理由
「コミュニケーションの計画」の目的は、プロジェクトのステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定することです。この目的をそのまま述べているエが正解です。必要な情報やコミュニケーション上の要求を明らかにする、計画プロセス群の活動に当たります。
比較
アは、関係する個人・集団・組織を明らかにして利害及び関係の情報を文書化する「ステークホルダの特定」で、立上げプロセス群に属します。イは、要求された情報を利用可能にし、予期せぬ具体的な情報要求にも対応する「情報の配布」で、実行プロセス群に属します。ウは、コミュニケーションニーズの充足を確実にし、発生した問題を解決する「コミュニケーションの管理」で、管理プロセス群に属します。ウの問題解決を、イと同じ実行段階の活動として扱わないことがポイントです。
選択肢ア
これは不正解だよ。個人・集団・組織を明らかにし、利害及び関係の情報を文書化する内容は、立上げプロセス群の「ステークホルダの特定」に当たります。対象者の把握と文書化を目的としており、コミュニケーションの計画の目的ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。要求した情報を利用可能にし、予期せぬ具体的な情報要求にも対応する内容は、実行プロセス群の「情報の配布」に当たります。必要な情報を実際に届ける活動の目的であり、コミュニケーションの計画が扱うニーズの決定とは異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。コミュニケーションニーズを確実に満足し、発生した問題を解決する内容は、管理プロセス群の「コミュニケーションの管理」に当たります。ニーズが満たされていることを確実にし、問題に対処する管理の目的であり、実行プロセス群の情報の配布とは区別します。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ステークホルダの情報及びコミュニケーションのニーズを決定することが、「コミュニケーションの計画」の目的です。計画プロセス群に属し、必要な情報やコミュニケーション上の要求を明らかにします。その後の情報の配布や、ニーズの充足を確実にする管理の基礎になります。
学習のポイント
ニーズを決定する計画、情報を配布する実行、ニーズの充足を確実にして問題を解決する管理を区別して整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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