PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図は,実施する三つのアクティビティについて,プレシデンスダイアグラム法を用いて,依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数は最少で何日か。
アクティビティA,B,Cの所要日数と終了―開始関係及び開始―開始関係を示す図
アクティビティA,B,Cの所要日数と終了―開始関係及び開始―開始関係を示す図

選択肢

  1. ア
    11
  2. イ
    12
  3. ウ
    13
  4. エ
    14
解き方のヒントを見る

依存関係が結ぶ時点を丁寧に読み取る

作業同士の依存関係は、どちらの作業のどの時点とどの時点を結んでいるかによって意味が変わります。所要日数を考える前に、与えられた条件それぞれが何と何をつないでいるのかを一つずつ確認し、自分の言葉で言い直してみましょう。

この問題で問われていること

この問題で絞って確認したい観点は、各依存関係の指定を読み違えずに解釈できているかどうかです。記号や略称、日数の付記があれば、それが先行側と後続側のどの時点に関わる指定なのかを、計算に入る前に明確にしておくことが大切です。

視点

プレシデンスダイアグラム法では、作業を箱などで表し、作業間の関係を線で結んで表します。関係の種類や付記された条件によって、後続作業がいつ動けるかの解釈が変わります。そのため、個々の関係の意味を取り違えないことが検討の出発点になります。結論を急がず、関係ごとに『先行側で何が起きたら、後続側で何ができるのか』を確認する姿勢が役立ちます。

確認ポイント

  • 各依存関係が先行作業と後続作業のどの時点同士を結んでいるかを、一つずつ言葉で説明できるか
  • 関係に日数などの付記がある場合、それがどちら向きの調整を意味するのかを確認したか
  • 解釈した関係を順にたどり直し、途中で同じ種類の関係の読み方が変わっていないかを見直したか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

アクティビティAを基準に、終了-開始関係のリード2日でBの開始を前倒しし、Bの開始-開始関係にラグ3日を加えてCを開始する。各終了時点を比較すると、全作業の完了は12日経過時点となる。

理由

Aの開始を0日目とすると、Aは6日で終了する。AとBは終了-開始関係でリード2日なので、Bは6−2=4日経過時点で開始し、7日後の11日経過時点で終了する。BとCは開始-開始関係でラグ3日なので、Cは4+3=7日経過時点で開始し、5日後の12日経過時点で終了する。したがって、全作業の所要日数は12日です。

比較

AからBへのリードはAの終了を基準にBを前倒しし、BからCへのラグはBの開始を基準にCを遅らせる。各関係を別の基準に置き換えたり、リードやラグを作業日数として単純加算したりすると、図の依存関係と異なる完了日になる。

選択肢ア

これは不正解だよ。Aを0日目から6日実施すると、リード2日によってBは4日目に開始し、7日後の11日目に終了する。しかしCはBの開始からラグ3日後に始まり、5日を要するため、12日目に終了する。11日はCの開始-開始関係を反映していない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。Aの終了は6日経過時点で、終了-開始関係のリード2日を適用するとBは4日経過時点に開始し、11日経過時点に終了する。CはBの開始からラグ3日後の7日経過時点に開始し、5日後の12日経過時点に終了する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。Bの開始はAの終了6日からリード2日を差し引いた4日経過時点であり、Cはそこから開始-開始のラグ3日を加えた7日経過時点に始まる。Cの5日間を加えると12日であり、13日は図の条件から導かれない。

選択肢エ

これは不正解だよ。図の条件では、Aの6日、AからBへのリード2日、Bの7日、BからCへのラグ3日、Cの5日を関係種別どおりに適用すると、Cの終了は12日経過時点になる。14日は、リード又はラグを図と異なる基準で扱った値であり、公式の関係条件と一致しない。

学習のポイント

リードとラグを含むプレシデンスダイアグラムの期間計算

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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