PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アプロジェクトの混乱を最小限にするために,リスク対応の有効性を評価しながらリスク対応の進捗をレビューする。
- イプロジェクトの目標への脅威を軽減するために,プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動とを投入することによって,リスクを扱う。
- ウプロジェクトのライフサイクルを通じて,プロジェクトの目標に影響を与えることがある潜在的リスク事象及びその特性の決定を繰り返す。
- エリスクの優先順位を定めるために,各リスクの発生確率及びそのリスクが発生した場合にプロジェクトの目標に及ぼす結果を推定する。
解き方のヒントを見る
与えられた条件と自分の前提を分ける
プロジェクトマネジメントを考えるときは、与えられた情報と、自分の経験や印象から補った前提を分けて整理しましょう。まずは判断の根拠が明示されているかという一点に着目し、推測を事実として扱っていないかを確認します。
この問題で問われていること
この問題に取り組む際も、用語から連想した知識をすぐに当てはめず、与えられた情報のどこが判断の根拠になるかを確かめましょう。根拠を示せない解釈は一度保留し、明示された内容との境界を意識して考えてください。
視点
判断の根拠として使う情報が、明示された内容なのか、自分が補った想定なのかを区別します。想定を加えた場合は、その部分を意識しておくと、知識や経験による思い込みに気づきやすくなります。
確認ポイント
- 判断の根拠を、与えられた情報の中に示せるか
- 明示されていない前提を、自分で補っていないか
- 補った前提を、明示された情報と区別できているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。「リスクへの対応」では、プロジェクトの目標への脅威を軽減するために、予算及びスケジュールに資源と活動とを投入してリスクを扱います。
理由
イは、プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動とを投入し、目標への脅威を軽減する活動を述べています。人員や作業を割り当ててリスクを扱うことが、「リスクへの対応」に該当します。
比較
アは対応の進捗と有効性を確認する「リスクの管理」、ウは潜在的なリスク事象とその特性を決定する「リスクの特定」、エは発生確率と影響を推定して優先順位を定める「リスクの評価」です。アの原文は「評価しながらのリスク対応の進捗」であり、「ながら」の後の「の」も含みます。
選択肢ア
これは不正解だよ。原文は「プロジェクトの混乱を最小限にするために,リスク対応の有効性を評価しながらのリスク対応の進捗をレビューする。」です。対応の進捗と有効性を確認する活動なので、「リスクの管理」に当たります。「リスクへの対応」で行う、資源と活動を投入してリスクを扱う活動とは異なります。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。選択肢は、プロジェクトの目標への脅威を軽減するために、予算及びスケジュールに資源と活動とを投入してリスクを扱う活動を示しています。これは「リスクへの対応」に当たります。実際に人員や作業を割り当てて対策を進める点が、対応の進捗をレビューする活動との違いです。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロジェクトのライフサイクルを通じて、潜在的なリスク事象とその特性を繰り返し決定する活動は、「リスクの特定」に当たります。目標に影響する可能性のある事象を見つける段階であり、資源と活動を投入してリスクを扱う「リスクへの対応」の活動ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。各リスクの発生確率と、発生した場合にプロジェクトの目標に及ぼす結果を推定し、優先順位を定める活動は、「リスクの評価」に当たります。リスクの重要度を判断する活動であり、資源と活動を投入して対策を進める「リスクへの対応」とは役割が異なります。
学習のポイント
リスクの特定、評価、対応、管理について、それぞれの活動の目的と内容を区別しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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