PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア350
- イ470
- ウ480
- エ500
解き方のヒントを見る
条件が適用される範囲を整理する
費用に関する情報を検討するときは、それぞれの条件がどの範囲に適用されるかに注目しましょう。条件とその対象を対応づけて整理し、異なる範囲の情報を混同していないか確かめることが、考え始める手掛かりになります。
この問題で問われていること
検討の焦点は、示された条件を、どこまで共通して扱えるかという点です。条件が適用される対象や範囲を自分の言葉で整理し、明示された内容と自分で補った前提を区別しながら、その整理に根拠があるか確認しましょう。
視点
条件を整理するときは、条件そのものと、それが適用される範囲を結び付けて捉えます。同じ範囲に属すると考えた情報について、その判断の根拠を意識すると、前提の取り違えを点検しやすくなります。
確認ポイント
- 各条件が適用される範囲を把握しているか
- 条件を同じ範囲で扱う判断に根拠があるか
- 適用範囲を自分の推測で広げていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
開発中の利用は70台月です。月単位の契約なので、セットアップとデータ消去に各11台月が必要で、8月の2台を継続する2台月も加えます。合計94台月に月額5千円を掛けると、最低費用は470千円です。
開発中に使用する台月
表の月別合計人数は、1月から順に0、2、4、7、7、11、11、9、11、4、4、0人です。条件(6)により1人が1台使うので、開発中の利用量は(0+2+4+7+7+11+11+9+11+4+4+0)人月×1台/人=70台月となります。
作業期間と必要な調達台数
条件(5)では月初日に着任するため、条件(3)の2週間のセットアップは使用開始の前月に済ませる必要があります。月末日まで使用した後の1週間のデータ消去は翌月に行います。条件(1)では日割り精算がないので、どちらも1台につき1か月分の契約が必要です。同時に必要な最大人数は6・7・9月の11人であり、共通仕様のPCを条件(7)に従って引き継げるので11台で足ります。具体的には、2月用の2台、3月用の追加2台、4月用の追加3台、6月用の追加4台を、それぞれ前月に受け入れます。セットアップ分は(2+2+3+4)台×1か月=11台月です。9月末で使用を終える7台を10月に、11月末で使用を終える4台を12月に消去して返却すれば、データ消去分も(7+4)台×1か月=11台月になります。これらの作業は条件(4)の別要員が行います。
8月の継続と返却の比較
7月は11台、8月は9台、9月は11台を使うので、8月だけ2台が余ります。この2台を借り続ける費用は2台×1か月=2台月です。一方、7月末で使用を終えて返却するなら8月のデータ消去に2台月、9月用に別の2台を借りるなら8月のセットアップに2台月が必要で、計4台月かかります。継続する方が2台月安くなります。借り直す案では受入れ・返却するPCが延べ13台となり、70台月+13台月+13台月=96台月です。
最低費用の計算
開発中の70台月に、11台分のセットアップ11台月とデータ消去11台月、8月に余る2台の継続2台月を加えます。必要人数の最大値を満たす11台を調達し、唯一の一時的な余剰についても安い継続を選ぶことで、最低の契約量は70台月+11台月+11台月+2台月=94台月となります。レンタル費用は94台月×5千円/台月=470千円で、選択肢イが正解です。
選択肢ア
これは不正解だよ。350千円÷5千円/台月=70台月で、開発要員が使う期間の合計と一致します。しかし、条件(3)のセットアップとデータ消去に各11台月、8月の継続契約に2台月が必要です。これら24台月分の120千円が含まれていません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。月初から使うためのセットアップは前月、月末まで使った後のデータ消去は翌月の契約が必要です。最大11台を引き継いで使い、8月も余る2台を借り続ければ、70+11+11+2=94台月となります。94台月×5千円/台月=470千円が最低額です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。480千円÷5千円/台月=96台月です。例えば7月末で使用を終える2台を8月に消去して返却し、9月用の別の2台を8月にセットアップすると、延べ13台を借りるため70+13+13=96台月になります。8月も同じ2台を借り続ければ2台月節約できます。
選択肢エ
これは不正解だよ。500千円÷5千円/台月=100台月で、最小の94台月より6台月、30千円多い金額です。条件(7)では開発要員間の引渡しに作業期間は不要で、役割別にPCを分ける必要もありません。94台月で条件を満たせるため、100台月は最低額ではありません。
学習のポイント
必要人数の合計に加え、準備と返却作業のための契約月、人数が一時的に減る月の継続費用を数えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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