PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア12
- イ14
- ウ18
- エ21
解き方のヒントを見る
判断に使う条件の範囲を確かめる
工程計画や作業開始時期を考える際は、判断の根拠にできる条件の範囲を意識しましょう。一般的な経験から補った前提を、与えられた条件と混同していないか確かめることが、検討の出発点になります。
この問題で問われていること
判断を進めるときは、その根拠が与えられた条件から読み取れるものかに注目してください。明示されている内容と、自分が自然に補ってしまった内容を区別し、後者を当然の条件として扱っていないか振り返りましょう。
視点
この分野での経験や知識から、書かれていない前提を補って考えることがあります。検討では、明示された条件と自分で置いた前提との境目を意識しましょう。
確認ポイント
- 判断に使っている条件の根拠を確認できるか。
- いつもの進め方を無意識に前提としていないか。
- 明示された条件と自分で補った前提を区別できているか。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
クリティカルパスはA→D→Gで、8日+10日+12日=30日が最短工期です。Hの最早開始時刻は18日ですが、最遅開始時刻は30日-5日-4日=21日となり、正解はエです。
最遅開始時刻を求める理由
クリティカルパスはA→D→Gで、最短工期は8日+10日+12日=30日です。Hの開始点にはCとダミー作業が入っています。ダミー作業の所要日数は0日ですが、その手前ではA→DとB→Eの両方の終了を待ちます。したがって、Hの最早開始時刻はmax(12日、8日+10日、5日+9日)=18日です。一方、Hの開始後にはHとIが続くため、最遅開始時刻は30日-5日-4日=21日です。21日経過後に開始すれば、Hは26日後、Iは30日後に終了します。
経路の所要日数と選択肢の比較
各経路の所要日数は、A→D→Gが8日+10日+12日=30日、A→D→ダミー→H→Iが8日+10日+0日+5日+4日=27日、B→E→Gが5日+9日+12日=26日、B→E→ダミー→H→Iが5日+9日+0日+5日+4日=23日、A→Fが8日+8日=16日、C→H→Iが12日+5日+4日=21日です。最大は30日なので、これが最短工期になります。選択肢の12日と14日では、A→Dが終了する18日より早く、Hの先行条件を満たしません。18日は開始可能になる最早時刻であり、HとIを終えても18日+5日+4日=27日なので、さらに3日待てます。よって、求める最遅開始時刻は21日です。
選択肢ア
これは不正解だよ。12日は作業Cの終了時刻だが、Hの開始にはダミー作業で結ばれた先行作業の終了も必要になる。A→Dは8日+10日=18日かかるので、12日では6日早く、Hを開始できない。最遅開始時刻を表す値でもない。
選択肢イ
これは不正解だよ。14日はB→Eの所要日数5日+9日=14日に一致するが、HはA→Dの終了も待つ必要がある。A→Dの終了は8日+10日=18日後なので、14日では4日早く、先行条件を満たさない。最遅開始時刻とも異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。18日はHの最早開始時刻であり、最遅開始時刻ではない。先行するCは12日、A→Dは18日、B→Eは14日で終了するので、全てを待つと18日になる。HとIの計9日を足しても27日で終わるため、最短工期30日まで3日の余裕がある。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。最長経路はA→D→Gで、8日+10日+12日=30日が最短工期になる。Hの開始後にはHの5日とIの4日が必要なので、最遅開始時刻は30日-5日-4日=21日となる。先行条件がそろう18日より後であり、21日開始なら30日で終了できる。
学習のポイント
ダミー作業による先行条件を読み取り、最早開始時刻と最遅開始時刻を区別して計算しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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