PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア0.6
- イ0.9
- ウ1.1
- エ1.3
解き方のヒントを見る
数値が置かれた条件を確かめる
計算に取りかかる前に、与えられた数値がどのような前提で示されているかに注目しましょう。数値の大きさだけで意味を判断せず、周囲の条件と結び付けて捉えることが、考えを整理する手掛かりになります。
この問題で問われていること
ここで確認したいのは、数値を扱う際の前提を自分がどう受け取っているかです。示された条件と、自分で補った思い込みを区別し、数値に意味を与える根拠がどこにあるのかを確かめながら検討しましょう。
視点
数値は、それを支える前提と合わせて受け取ると意味を整理しやすくなります。分かっている条件と、まだ自分の中で曖昧な条件を区別しておきましょう。
確認ポイント
- 数値の前提を、示された条件に沿って捉えているか
- 数値の意味を、根拠なく自分で補っていないか
- 前提が曖昧なまま、計算に進もうとしていないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
図からBAC=100、EV=34、AC=40と読み取れます。残作業の予算価値66を残予算60で割ると、TCPIは1.1(無次元)となり、正解はウです。
理由
BACどおりに完了させるためのTCPIは、残作業の予算価値を残予算で割って求めます。図の金額は通貨単位が指定されていないので、共通の「金額換算単位」で表します。残作業の予算価値=BAC−EV=(100−34)金額換算単位=66金額換算単位、残予算=BAC−AC=(100−40)金額換算単位=60金額換算単位です。したがって、TCPI=(BAC−EV)/(BAC−AC)=66金額換算単位/60金額換算単位=1.1(無次元)となります。小数第2位を四捨五入しても1.1なので、正解はウです。
比較
PV=50は現時点までの計画価値です。今回求めるTCPIでは、BACからEVを引いた残作業の予算価値と、BACからACを引いた残予算を使います。残予算が正の場合、EV>ACならTCPIは1未満、EV=ACなら1、EV<ACなら1を超えます。本問で1を超えるのは、EV=34がAC=40を下回っているためです。各誤答は、その効率を残予算60に適用したときの予算価値を計算し、必要な66との不一致を確認できます。
選択肢ア
これは不正解だよ。0.6を残予算60金額換算単位に掛けると、得られる予算価値は36金額換算単位となり、必要な66金額換算単位に届かない。TCPIが1未満になる場合もあるが、本問ではEV=34がAC=40を下回るため、必要な効率は1を超える。
選択肢イ
これは不正解だよ。0.9を残予算60金額換算単位に掛けると、得られる予算価値は54金額換算単位となり、必要な66金額換算単位に届かない。本問で求めるのは残作業の効率であり、図の値から求めた66÷60=1.1と一致しない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。残作業の予算価値はBAC−EV=100−34=66金額換算単位、残予算はBAC−AC=100−40=60金額換算単位となる。したがって、TCPI=66÷60=1.1である。金額どうしの比なので単位はなく、小数第2位を四捨五入しても1.1となる。
選択肢エ
これは不正解だよ。1.3を残予算60金額換算単位に掛けると、得られる予算価値は78金額換算単位となり、必要な66金額換算単位を上回る。1.3は本問で必要な効率66÷60=1.1より高い値であり、図の条件から算出されるTCPIとは一致しない。
学習のポイント
BACを目標とするTCPIの式と、残作業の予算価値及び残予算の意味を対応させて理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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