PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)を適用している組織において、サービスマネジメントシステム(SMS)が次の要求事項に適合している状況にあるか否かに関する情報を提供するために、あらかじめ定めた間隔で組織が実施するものはどれか。 〔要求事項〕 ・SMSに関して、組織自体が規定した要求事項 ・JIS Q 20000-1:2020の要求事項

選択肢

  1. ア
    監視、測定、分析及び評価
  2. イ
    サービスの報告
  3. ウ
    内部監査
  4. エ
    マネジメントレビュー
解き方のヒントを見る

活動の目的と判断の拠り所を見極める

マネジメントシステムに関わる確認活動は名称が似ていても、何を拠り所として何を判断するために行うのかが異なります。問題文の記述がどの目的に対応しているかを、用語の印象ではなく内容から一つの観点で見極めましょう。

この問題で問われていること

この分野では、確認活動ごとに照らし合わせる基準や求める結論が異なります。示された状況で、何と比べて何を判断しようとしているのかに着目し、その目的に合う活動はどれかを自分の言葉で説明できるかを確かめることが求められます。

視点

確認活動を区別するときは、名称や実施時期よりも『何と照らし合わせて、何について結論を出そうとしているのか』という一つの問いに立ち返ると整理しやすくなります。記述の中に比較の基準と判断の対象がどう書かれているかを読み取り、それが自分の理解している各活動の目的と矛盾しないかを落ち着いて照合してください。

確認ポイント

  • 記述の中で、何を比較の基準として照らし合わせているかを読み取れたか
  • その活動が最終的に何について結論を出そうとしているのかを言葉にできたか
  • 用語の響きや印象ではなく、目的との対応関係で判断できているか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

設問は、組織独自の要求事項とJIS Q 20000-1:2020の要求事項にSMSが適合しているかを、あらかじめ定めた間隔で確認する活動を問うている。この活動は内部監査です。

理由

内部監査は、組織が定めた基準や適用する規格の要求事項に対して、SMSが適合しているかを計画的に確認し、その結果に関する情報を提供する活動です。設問の対象と実施条件に一致する。

比較

監視・測定・分析・評価は状態や実績を把握する活動、サービスの報告はサービスに関する情報を伝える活動、マネジメントレビューは経営層がSMSを評価する活動であり、設問の確認活動そのものではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。監視、測定、分析及び評価は、サービスやSMSの状態・実績を把握し、結果を評価するための活動である。設問が求める、組織独自の要求事項とJIS Q 20000-1:2020の要求事項への適合状況を、定めた間隔で確認する活動そのものとは異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。サービスの報告は、サービスの実績や状況などを関係者へ伝えるための活動である。設問では、SMSが組織独自の要求事項とJIS Q 20000-1:2020の要求事項に適合しているかを確認することが問われており、サービスに関する報告とは目的が異なる。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。内部監査は、組織が自ら規定した要求事項と、適用するJIS Q 20000-1:2020の要求事項にSMSが適合しているかを、あらかじめ定めた間隔で確認し、その状況に関する情報を提供する活動である。設問の条件に一致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。マネジメントレビューは、経営層などがSMSの適切性や有効性、改善の必要性を評価するための活動である。設問のように、要求事項への適合状況を定めた間隔で確認して情報を提供する活動を直接示すものではない。

学習のポイント

内部監査と、測定・報告・マネジメントレビューの役割を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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