PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア取得者及び供給者の双方が,それらの組織のために価値を実現し,ビジネス戦略を支援することを可能にする。
- イ組織の管理者によって割り当てられた資源及び資産を管理すること,並びに一つ以上の組織が行った合意を果たすために資源及び資産を適用することに関係する。
- ウプロジェクトが組織の利害関係者のニーズ及び期待を満たすことができるように,必要な資源を提供することに関係する。
- エ利害関係者のニーズを製品又はサービスに変換し,その製品を適用するか,又はそのサービスを運用することによって,利害関係者要件を満たし,顧客満足を獲得できるようにする。
解き方のヒントを見る
活動の目的からプロセスの役割を捉える
ライフサイクルプロセス規格では、各プロセスが何のために置かれているかという目的に着目すると役割の違いを整理しやすくなります。名称の印象だけで判断せず、問われている活動がどんな成果を生むためのものかを確かめてから判断しましょう。
この問題で問われていること
問われているのは、個々の活動や作業が規格の中でどのような目的の枠組みに属するかを見分ける力です。その活動が最終的に何を達成するために行われるのかを自分の言葉で言い表せるかどうかが、判断の手がかりになります。
視点
プロセス規格は、多様な活動を目的の違いによって整理した共通の枠組みです。学ぶ際は、グループの名前を暗記するよりも、それぞれが何を実現するために存在するのかを一文で説明できるようにしておくと、初めて見る表現にも対応しやすくなります。問題に登場する活動についても、その活動がなければ何が達成されないのかを考えると、目的が浮かび上がりやすくなります。
確認ポイント
- 登場する活動が最終的に何を達成するために行われるのかを、自分の言葉で一文にまとめられるか確認する
- 名称や用語の字面の似ている部分に引きずられず、目的の違いで区別できているかを確かめる
- 自分が考えた目的の説明と、判断の対象となる内容とが食い違っていないかを最後に見直す
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正答はエです。エは、利害関係者のニーズを製品又はサービスへ変換し、要件を満たして顧客満足を得ることを示しており、テクニカルプロセスの説明に該当します。
理由
テクニカルプロセスは、利害関係者のニーズを要件として捉え、製品又はサービスに変換し、適用又は運用によって要件を満たすことに関係します。設問では、この一連の実現を説明しているエが該当します。
比較
アは取得者と供給者の価値実現やビジネス戦略の支援、イは資源及び資産の管理と合意の履行、ウはプロジェクトに必要な資源の提供を説明しています。これらはテクニカルプロセスとは異なるプロセスグループの説明です。
選択肢ア
これは不正解だよ。取得者及び供給者の双方が組織のために価値を実現し、ビジネス戦略を支援するという説明は、取引や価値実現に関するプロセスグループを示すものです。製品又はサービスへニーズを変換して要件を満たすテクニカルプロセスの説明ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。組織の管理者が割り当てた資源及び資産を管理し、組織間の合意を果たすために適用するという説明は、資源・資産の管理や合意の履行に関するものです。製品又はサービスの実現を説明するテクニカルプロセスとは異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロジェクトが利害関係者のニーズ及び期待を満たせるよう必要な資源を提供するという説明は、プロジェクトを支援するための資源提供に関するものです。ニーズを製品又はサービスへ変換するテクニカルプロセスそのものの説明ではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。利害関係者のニーズを製品又はサービスに変換し、適用又は運用によって利害関係者要件を満たし、顧客満足を得られるようにするという説明は、テクニカルプロセスの役割に一致します。
学習のポイント
プロセスグループごとの対象と目的を区別して覚えることが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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