PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア1か月以内のスプリント
- イ構造化言語による仕様の記述
- ウ頻繁なリファクタリング
- エペアプログラミング
解き方のヒントを見る
スクラムの決まりごとを目的から確かめる
スクラムの決まりごとは、個々の規則を暗記するより、その規則が何のために置かれているかを押さえると整理しやすくなります。記述が指している対象を見極め、その対象の目的と矛盾しないかという一つの観点で確かめましょう。
この問題で問われていること
この問題で問われているのは、スクラムの運用上の決まりごとに関する理解です。検討する内容ごとに、それが誰の・どの場面の・何についての話かを特定し、その対象が本来担う目的に照らして筋が通るかを確かめることに焦点を当ててください。
視点
スクラムは、経験に基づいて検査と適応を繰り返すための枠組みです。その中の決まりごとには、それぞれ支えている目的があります。ある決まりを検討するときは、次の二点を自分の言葉で説明できるかを確かめてください。一つは、その決まりが何を可能にするためにあるのか。もう一つは、誰がそれに関わるのか。こうすると、言い回しの細かな違いに惑わされにくくなります。
確認ポイント
- 検討している内容が、誰の責任・どの場面・何についての話なのかを特定できているか
- その決まりが何を可能にするために置かれているのかを、自分の言葉で説明できるか
- 内容がその目的と両立しているか、目的を損なう方向に働いていないかを確かめたか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
スクラムでは、開発を短期間のスプリントに分けて反復します。スプリントの長さには上限があり、短い期間で成果物を作成して検査と適応を行うことが基本です。
理由
スクラムのスプリントは、開発と検査を繰り返すための固定された期間です。スプリントは1か月以内とされ、各スプリントで利用可能な成果物を作成することが求められます。
比較
構造化言語による仕様記述、リファクタリング、ペアプログラミングはいずれもソフトウェア開発で用いられる手法ですが、スクラムのスプリント期間を定めるルールそのものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。スクラムでは、開発をスプリントと呼ぶ固定期間に区切って進めます。スプリントの期間は1か月以内とされ、その期間中に利用可能な成果物を作成し、終了時に検査と振り返りを行います。
選択肢イ
これは不正解だよ。構造化言語による仕様の記述は、要求や処理を表現するための記述方法に関するものです。スクラムは特定の仕様記述言語を必須としておらず、スプリントやイベント、役割などを中心に定義されています。
選択肢ウ
これは不正解だよ。頻繁なリファクタリングは、内部構造を改善して保守性を高める実装上のプラクティスです。スクラムの開発で実施できますが、スクラムのルールとして頻度を定めたものではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。ペアプログラミングは、二人の開発者が一つの作業を協力して進めるプラクティスです。アジャイル開発で利用されることはありますが、スクラムが必須とするルールではありません。
学習のポイント
スクラムのスプリントの定義と、他のアジャイル実践との違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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