PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

a〜cの説明に対応するレビューの名称として,適切な組合せはどれか。 a 参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行うので,参加者全員の参画意欲が高まる。 b レビュー対象物の作成者が説明者になって,参加者は質問をし,かつ,要検討事項となり得るものについてコメントしてレビューを行う。 c 資料を事前に準備し,進行役の議長や読み上げ係といった,参加者の役割をあらかじめ決めておくとともに,焦点を絞って厳密にレビューし,結果を分析して,レビュー対象物を公式に評価する。
a〜cに対応するインスペクション,ウォークスルー,ラウンドロビンの四つの組合せを示す表。
a〜cに対応するインスペクション,ウォークスルー,ラウンドロビンの四つの組合せを示す表。

選択肢

  1. ア
    表ア
  2. イ
    表イ
  3. ウ
    表ウ
  4. エ
    表エ
解き方のヒントを見る

レビュー手法を進め方の観点で整理

レビュー手法の名称は、目的だけでなく進め方の違いで区別されることが多い分野です。記述の中から、誰が関わり、どのような手順と形式で進められるのかを読み取り、手法名が示す意味と照らし合わせる姿勢で検討しましょう。

この問題で問われていること

問われているのは、個々のレビュー手法を『進め方の特徴』という一つの観点で見分けられるかどうかです。記述に含まれる手がかりを、参加者の役割や手順の決まり方という軸に沿って整理し、名称との対応を自分の言葉で説明できるか確かめてください。

視点

レビューは、成果物の欠陥や改善点を早い段階で見つけるための活動です。実施方法にはいくつかの型があります。型を区別するときは、目的の違いだけに頼らず、参加者の役割分担や手順の定まり方といった『進め方』の軸で捉えると整理しやすくなります。手法名と特徴を丸暗記するのではなく、学んだ各手法をこの軸の上で自分なりに位置づけてみると、理解の助けになります。

確認ポイント

  • 与えられた記述の中で、進め方(関わる人と手順)に関する手がかりに当たる部分はどこか
  • その手がかりは、参加者の役割分担と手順の定まり方のどちらに関係する情報か
  • 自分が学んだ各レビュー手法の進め方を、根拠を添えて説明できるか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

aは参加者が順番に責任者を務めるラウンドロビン、bは作成者が説明し参加者が質問やコメントを行うウォークスルー、cは役割を事前に定めて厳密に評価するインスペクションに該当する。したがって適切な組合せはエです。

理由

aはレビュー責任者を参加者が持ち回りで担当し、全員の参加意欲を高める方式なのでラウンドロビンです。bは作成者が説明し、参加者が質問やコメントをする方式なのでウォークスルーに該当する。

比較

cは資料を準備し、議長や読み上げ係などの役割を事前に定め、焦点を絞って厳密にレビューしたうえで公式に評価するため、インスペクションです。以上の対応は表エと一致する。

選択肢ア

これは不正解だよ。表アは、aをインスペクション、bをウォークスルー、cをラウンドロビンとしている。しかし、aは参加者がレビュー責任者を持ち回りで担当する説明であり、厳密な役割設定と公式評価を特徴とするインスペクションではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。表イは、aをウォークスルー、bをインスペクション、cをラウンドロビンとしている。作成者が説明し参加者が質問するbはウォークスルーであり、事前に役割を定めて厳密に評価するcはラウンドロビンではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。表ウは、aをラウンドロビン、bをインスペクション、cをウォークスルーとしている。aの対応は正しいが、bは厳密な公式評価を行う方式ではなく、cも作成者が説明する方式ではないため、後半の対応が説明と一致しない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。表エは、aをラウンドロビン、bをウォークスルー、cをインスペクションとしている。持ち回りの責任者、作成者による説明、事前に役割を定めた厳密な評価という各説明と、それぞれのレビュー方式の特徴が一致する。

学習のポイント

レビュー方式ごとの役割分担、説明方法、評価の厳密さを整理して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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