PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成31年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア既存のプログラムから,そのプログラムの仕様を導き出す。
- イ既存のプログラムを部品化し,それらの部品を組み合わせて,新規プログラムを開発する。
- ウクラスライブラリを利用して,新規プログラムを開発する。
- エ公開されている複数のサービスを利用して,新たなサービスを提供する。
解き方のヒントを見る
判断の前提と根拠を確かめる
判断を進める前に、与えられた情報と自分の推測を分けて整理しましょう。用語から連想した印象に頼らず、判断の根拠が明示された内容にあるかを確かめることが、この分野を学ぶ際の基本的な検討手順です。
この問題で問われていること
注目するのは、判断に使おうとしている根拠が、与えられた情報のどこに支えられているかです。内容を整理するときは、読み取れる事実に、自分の経験や思い込みによる補足が混ざっていないかを確認しましょう。
視点
判断の根拠を整理する際は、明示されている事実と、そこから自分が推測した内容を分けて扱います。根拠を言葉にしてみると、情報に支えられている部分と、補って考えた部分を確かめやすくなります。
確認ポイント
- 判断の根拠を、与えられた情報に結び付けられるか
- 明示された事実と、自分で補った前提を分けているか
- 用語の印象や過去の経験を、根拠の代わりにしていないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正解はエです。マッシュアップは、公開されている複数のサービスを組み合わせて新たなサービスを提供することです。既存プログラムの仕様の解析や、プログラム部品・クラスライブラリの再利用とは、扱う対象と目的が異なります。
理由
マッシュアップは、公開されている複数のサービスを組み合わせ、新たなサービスを提供する手法です。エは、複数の公開サービスの利用と、新たなサービスの提供を説明しているため、マッシュアップに該当します。
比較
アは既存プログラムから仕様を導き出すリバースエンジニアリングです。イは既存プログラムを部品化して組み合わせる開発、ウはクラスライブラリを利用する開発です。イとウにも再利用という共通点がありますが、公開された複数のサービスを利用するマッシュアップとは、利用対象が異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。既存のプログラムから、そのプログラムの仕様を導き出す行為は、リバースエンジニアリングに当たります。完成したプログラムを解析して仕様を把握する説明であり、複数の公開サービスを利用して新たなサービスを提供するマッシュアップとは異なります。
選択肢イ
これは不正解だよ。既存のプログラムを部品化し、その部品を組み合わせて新規プログラムを開発する説明です。プログラム部品を再利用する開発に当たります。マッシュアップでは公開された複数のサービスを利用して新たなサービスを提供するため、組み合わせる対象が異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。クラスライブラリを利用して新規プログラムを開発する行為は、用意されたクラスを再利用する開発です。選択肢が示す利用対象はクラスライブラリであり、公開されている複数のサービスを利用して新たなサービスを提供するというマッシュアップの説明には当たりません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。マッシュアップは、公開されている複数のサービスを組み合わせて、新たなサービスを提供することです。この選択肢は、利用対象が複数の公開サービスであり、その利用によって新たなサービスを提供するという説明なので、マッシュアップに該当します。
学習のポイント
公開サービスの組合せと、仕様の解析やプログラム部品の再利用との違いを整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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