PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成31年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア350
- イ470
- ウ480
- エ500
解き方のヒントを見る
条件を適用する範囲に注目する
要員計画と機器調達の関係を考える際は、与えられた条件がどの範囲に適用されるかに注目しましょう。条件を全体に当てはめる前に、その条件が対象とする期間を確かめ、検討する範囲との対応を整理します。
この問題で問われていること
この問題では、期間や費用について考える前に、それぞれの条件をどこまで適用できるかを意識しましょう。ある時点の条件を別の時点にも使ってよいかは、与えられた情報で確かめられる範囲で判断します。
視点
条件を整理するときは、その内容と適用される期間を結び付けて捉えましょう。期間への適用が明示されている部分と、自分で仮定している部分を区別することが、検討の前提を確かめる助けになります。
確認ポイント
- 各条件が対象とする期間を確認したか
- 条件を適用する期間を根拠なく広げていないか
- 期間への適用が明示された条件と仮定を区別したか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
最低金額はイの470千円です。使用前のセットアップと使用後のデータ消去を契約期間に含め、8月だけ余る2台も借り続けると、最小契約量は94台月になります。
理由
添付表の月別必要台数は、1月から順に0、2、4、7、7、11、11、9、11、4、4、0台です。月初日から使用するには前月に2週間のセットアップが必要で、月末日まで使用した後の1週間のデータ消去には翌月の契約が必要です。共通仕様なので、役割が変わってもPCをそのまま引き渡せます。必要台数を積み上げると、1~2台目は2~11月に使用して1~12月の12か月契約、3~4台目は3~11月に使用して2~12月の11か月契約、5~7台目は4~9月に使用して3~10月の8か月契約、8~9台目は6~9月に使用して5~10月の6か月契約です。10~11台目は6~7月と9月に使用し、8月は使いませんが、5~10月の6か月契約を続けます。1~4台目の12月分は、11月末までの使用後にデータを消去するために必要です。費用は(2台×12か月+2台×11か月+3台×8か月+2台×6か月+2台×6か月)×5千円/台月=94台月×5千円/台月=470千円となります。
比較
8月の必要台数は9台なので、10~11台目の2台は一時的に余ります。この2台を7月末の使用後に返却する案では、セットアップを含む5月からデータ消去を行う8月までの4か月契約が必要です。9月に使う分を借り直すと、セットアップを行う8月からデータ消去を行う10月までの3か月契約が必要です。合計は(4か月+3か月)×2台=14台月です。借り続ければ5~10月の6か月×2台=12台月で済み、2台月×5千円/台月=10千円安くなります。他の台数群は使用期間に空きがなく、前後の作業月も必要なので、合計94台月が最小です。
選択肢ア
これは不正解だよ。350千円は、350千円÷5千円/台月=70台月に相当し、表の月別人数の合計と一致する。しかし、受入れ時のセットアップと返却時のデータ消去も課金対象である。条件を満たす最小契約量は94台月なので、24台月分の契約期間が不足する。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。470千円は、最小契約量94台月×5千円/台月=470千円として求められる。8月だけ使わない2台も継続して借りると、返却して借り直す場合より契約量を2台月減らせる。使用開始前のセットアップと使用終了後のデータ消去を含めた金額である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。480千円÷5千円/台月=96台月で、最小契約量94台月より2台月多い。8月に使わない2台を一度返却して借り直すと、継続契約より2台月増えるが、その方法は最低費用にならない。セットアップとデータ消去を含めても、470千円で全条件を満たせる。
選択肢エ
これは不正解だよ。500千円÷5千円/台月=100台月で、最小契約量94台月より6台月、金額では30千円多い。共通仕様のPCは要員間で引き渡せ、その際の消去・セットアップ期間は不要である。必要な前後の作業期間と8月の継続契約を含めた94台月で条件を満たすため、100台月の契約は最小ではない。
学習のポイント
使用台月と課金される契約台月を区別し、一時的な余剰PCの返却と継続を比較する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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