PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成31年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アワーク・パッケージとその一つ上位の成果物との関係は,1対1である。
- イワーク・パッケージは,OBS(組織ブレークダウン・ストラクチャー)のチームに,担当する人員を割り当てたものである。
- ウワーク・パッケージは,通常,アクティビティに分解される。
- エワーク・パッケージは,プロジェクトに関連がある成果物をまとめたものである。
解き方のヒントを見る
説明が成り立つ範囲を確かめる
プロジェクト管理の用語を検討するときは、その説明がどの範囲で成り立つものかに注目しましょう。言葉から受ける印象だけで判断せず、示された条件の内側と外側を分けて考えることが手掛かりになります。
この問題で問われていること
今回も、扱われている説明の適用範囲という一つの観点で考えてみましょう。対象や状況について明示されている条件を押さえ、自分が無意識に付け足した前提が混ざっていないかを確認してみてください。
視点
適用範囲とは、ある説明をどこまでの対象や状況に当てはめて考えるかという範囲です。検討するときは、明示された条件と自分の想像による補足を区別して整理しましょう。
確認ポイント
- 説明の対象となる範囲を意識できているか
- 適用範囲に関わる条件を押さえているか
- 明示されていない前提を付け足していないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウです。ワーク・パッケージはWBSの最下位レベルの要素であり、スケジュールを作成するために、通常はアクティビティに分解されます。
理由
ワーク・パッケージは、WBSの最下位レベルの要素であり、そのレベルに定義された作業のコストと所要期間を見積り・管理する単位です。スケジュールを作成する際には、通常、ワーク・パッケージを実行可能なアクティビティに分解します。したがって、ウが適切です。
比較
一つ上位の成果物は複数のワーク・パッケージに分解されることがあるため、関係を必ず1対1とするアは不適切です。OBSは組織構造を表すものであり、人員の割当てをワーク・パッケージの定義とするイも不適切です。エはプロジェクトに関連する成果物をまとめるという説明で、WBSの最下位レベルに定義された作業という特徴を表していません。
選択肢ア
これは不正解だよ。一つ上位の成果物は、複数のワーク・パッケージに分解されることがある。各ワーク・パッケージが属する上位の要素は一つでも、上位の成果物から見れば複数の下位要素を持てるので、両者の関係を必ず1対1とする記述は適切ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。OBSは組織やチームなどの組織構造を表すものであり、人員の割当ては組織や資源の管理に関する事項である。ワーク・パッケージはWBSの最下位レベルの要素として作業を定義するため、チームに担当人員を割り当てたものという説明は適切ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ワーク・パッケージは、WBSの最下位レベルの要素であり、コストと所要期間を見積り・管理する単位である。スケジュールを作成する際には、その作業を通常、実行可能なアクティビティに分解する。アクティビティの定義は、WBSの要素をさらに細かくすることとは区別する。
選択肢エ
これは不正解だよ。ワーク・パッケージは、WBSの最下位レベルに定義された作業であり、単にプロジェクトに関連する成果物をまとめたものではない。プロジェクトの対象範囲に含まれる成果物と作業を階層的に整理した全体がWBSであり、個々のワーク・パッケージとは区別される。
学習のポイント
WBSの階層構造と、ワーク・パッケージからアクティビティを定義する関係を押さえましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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