PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アISO 14001
- イRoHS 指令
- ウWEEE 指令
- エグリーン購入法
解き方のヒントを見る
EU環境規制名の区別の着眼点
欧州連合の電気・電子機器に関する環境規制は名称が似ていて混同しやすい分野です。名称の暗記だけに頼らず、それぞれの規制が何を対象に何を求めるものかという観点を一つ定め、問題の記述と照らし合わせて検討しましょう。
この問題で問われていること
問われているのは規制の名称そのものの区別です。問題で示される内容が、製品のライフサイクルのどの場面や、どのような対象に向けた規制を指しているのかを読み取り、名称との対応を自分の知識で確かめることが中心になります。
視点
環境規制を学ぶときは、名称を単独で覚えるより「その規制が何を規制の対象としているか」という一つの軸で整理すると混同を防げます。製品は設計・製造・使用・廃棄といった段階を経るため、各規制がどの段階のどんな対象に焦点を当てているかを自分の言葉で説明できるか確認してください。名称の略語は元の正式名称の意味を思い出す手掛かりにもなります。
確認ポイント
- 問題で示されている内容が、規制の対象として何を指しているかを自分の言葉で言い換えられるか
- その対象が製品のライフサイクルのどの段階に関わるものかを判断できるか
- 思い浮かべた規制名の正式名称の意味が、読み取った対象と本当に合致しているかを確かめたか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
欧州連合が、基準値を超える鉛や水銀などの有害物質を電気・電子機器に使用することを制限する制度はRoHS指令です。
理由
設問は、欧州連合が電気・電子機器に含まれる鉛や水銀などの有害物質について、基準値を超える使用を制限する制度を尋ねている。この内容に該当するのがRoHS指令です。
比較
ISO 14001、WEEE指令、グリーン購入法はいずれも環境に関係する用語だが、設問が示す有害物質の使用制限を直接表す名称ではありません。環境関連という共通点だけで選ばず、制度の対象と目的を比較する。
選択肢ア
これは不正解だよ。ISO 14001は環境マネジメントシステムに関する国際規格であり、組織が環境方針や環境目標を定めて管理する枠組みを示す。欧州連合が電気・電子機器への有害物質使用を制限する制度という設問の内容とは一致しない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。RoHS指令は、欧州連合が電気・電子機器に使用される鉛や水銀などの有害物質について、基準値を超える使用を制限するために制定・施行している制度である。設問の規制対象と目的に一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。WEEE指令は、廃電気・電子機器に関係する制度であり、使用済み機器の回収や処理など、廃棄物としての側面を扱う。設問が尋ねる、機器に含まれる有害物質の使用制限を直接示す制度ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。グリーン購入法は、環境負荷の低減に役立つ製品やサービスを選んで購入することを促すための制度である。電気・電子機器への鉛や水銀などの有害物質使用を、基準値に基づいて制限する制度という設問とは異なる。
学習のポイント
環境関連制度は、規制対象と制度の目的を対応させて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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