PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア感度分析
- イ期待金額価値分析
- ウデシジョン・ツリー
- エ発生確率・影響度マトリックス
解き方のヒントを見る
リスク分析手法の目的を見極める
リスク分析の手法は、名前の印象だけで区別すると混同しやすい分野です。各手法が分析の結果として何を得ようとしているのかという一点に注目し、問われている分析の種類とその結果の性質が合っているかを落ち着いて照らし合わせましょう。
この問題で問われていること
この問題で確認したいのは、個々の手法を使った後に手元に残る成果がどのような形をしているかという点です。手法名や使われる場面の印象ではなく、分析結果の性質から分析の種類との対応を自分の言葉で説明できるかを意識してください。
視点
分析の種類を区別するときは、手法の名称や由来よりも、その手法を適用した結果として何が得られるのかに注目すると整理しやすくなります。結果が判断材料としてどのような形で表されるのかを想像し、分類の考え方と結び付けて理解しておくと、似た手法同士を混同しにくくなります。
確認ポイント
- 各手法を適用した後に得られる成果がどのような形で表されるかを思い浮かべたか
- 問われている分析の種類が、どのような性質の結果を求めるものかを自分の言葉で言えるか
- 手法名の印象ではなく、得られる結果の性質を根拠に対応を判断したか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
定性的リスク分析では、リスクの発生確率と影響度を評価して優先順位を査定する。発生確率・影響度マトリックスは、その評価結果を組み合わせてリスクの優先度を可視化するために用いられる。
理由
発生確率・影響度マトリックスは、各リスクについて発生確率とプロジェクト目標への影響度を評価し、その組合せから優先順位を査定する手法です。これは定性的リスク分析で使用される。
比較
感度分析、期待金額価値分析、デシジョン・ツリーはいずれも、影響や結果を数値で比較・分析する定量的リスク分析に関係する。したがって、設問の定性的分析に該当するのは発生確率・影響度マトリックスです。
選択肢ア
これは不正解だよ。感度分析は、プロジェクトの不確実な要素を変化させたとき、目標や結果にどの程度影響するかを数量的に調べる手法である。リスクの優先順位を発生確率と影響度で評価する定性的分析の手法ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。期待金額価値分析は、発生確率と結果の金額などを用いて、リスクによる期待値を計算する手法である。数値に基づいて影響を分析するため、定性的分析ではなく定量的分析に該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。デシジョン・ツリーは、複数の選択肢や発生結果を分岐させ、確率や金額などを用いて意思決定を比較する手法である。数値的な結果の分析に用いるため、定性的分析の手法ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。発生確率・影響度マトリックスは、各リスクの発生確率とプロジェクト目標への影響度を評価し、その組合せから優先順位を査定する。数値を厳密に計算するのではなく、定性的リスク分析でリスクを評価する手法である。
学習のポイント
定性的分析と定量的分析で使われる代表的な手法を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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