AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成30年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア調達者から供給者候補に対して,システム化の目的や業務内容などを示し,必要な情報の提供を依頼すること
- イ調達者から供給者候補に対して,対象システムや調達条件などを示し,提案書の提出を依頼すること
- ウ調達者から供給者に対して,契約内容で取り決めた内容に関して,変更を要請すること
- エ調達者から供給者に対して,双方の役割分担などを確認し,契約の締結を要請すること
解き方のヒントを見る
文書の役割を見極める視点
文書名や形式だけで判断せず、調達のどの段階で、誰が、何を共有・確認するために使うものかという役割に注目して、問題文の説明と照らし合わせながら丁寧に整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの文書が担う役割を、作成する人・利用する人・確認したい内容の関係から捉え、名称の印象ではなく、調達プロセス上の目的に焦点を当て、関係者の視点を分けて丁寧に考えましょう。
視点
文書を区別するときは、内容の細部を暗記するよりも、関係者間の認識をそろえる場面や、判断・確認を支える場面など、文書が果たす機能を読み取る視点を持ちます。
確認ポイント
- 利用者と作成者の関係が説明と整合しているか
- その文書が使われる時点と目的を区別できているか
- 名称の印象ではなく、共有・確認される対象に注目できているか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
RFIは、調達者がシステム化の目的や業務内容などを示し、供給者候補から調達検討に必要な情報を得るために作成する文書です。提案書の提出依頼や契約後の変更・契約締結とは役割が異なる。
理由
RFIは、調達者がシステム化の目的や業務内容などを示し、供給者候補から必要な情報の提供を受けるための依頼です。調達の初期検討で情報を集める点が重要です。
比較
提案書の提出依頼、契約内容の変更要請、役割分担の確認と契約締結は、それぞれRFIとは異なる段階の行為です。選択肢は、依頼の相手と目的がRFIの説明に合うかで判断する。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。システム化の目的や業務内容などを示して、供給者候補から調達検討に必要な情報を集めるための依頼である。提案書の提出や契約条件の確定を直接求める段階とは異なり、設問のRFIの説明と一致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。対象システムや調達条件などを示して提案書の提出を依頼することは、情報を集める段階よりも具体的な提案を求める行為である。RFIは提案書の提出そのものを依頼する説明ではないため、該当しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。契約内容で取り決めた事項について変更を要請することは、すでに供給者との契約が成立した後の調整に当たる。RFIは調達の検討段階で情報を得るための依頼であり、契約後の変更要請を説明するものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。双方の役割分担を確認し、契約の締結を要請することは、契約条件を詰めて合意する段階の行為である。RFIは契約の締結を求めるものではなく、調達検討に必要な情報を集める説明なので一致しない。
学習のポイント
RFI・RFP・契約段階の役割を時系列で整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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