AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成30年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア関連する他の情報システムと役割を分担し,組織体として最大の効果を上げる機能を実現するために,全体最適化計画との整合性を考慮して策定する開発計画
- イ経営戦略に基づいて組織体全体で整合性及び一貫性を確保した情報化を推進するために,方針及び目標に基づいて策定する全体最適化計画
- ウ情報システムの運用を円滑に行うために,運用設計及び運用管理ルールに基づき,さらに規模,期間,システム特性を考慮して策定する運用手順
- エ組織体として一貫し,効率的な開発作業を確実に遂行するために,組織体として標準化された開発方法に基づいて策定する開発手順
解き方のヒントを見る
成果物を整理する基本視点
情報戦略策定段階の成果物を考えるときは、作成時点の目的と利用者を軸に、内容の役割や後続活動とのつながりを落ち着いて確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの成果物だけを単独で判断せず、策定段階で何を明確にし、誰が次の意思決定に使う情報なのかという役割に注目してください。
視点
成果物の名称や形式に引きずられず、計画のどの段階で作られ、どのような判断や共有を支えるものかを整理すると、設問の関係を比較しやすくなります。
確認ポイント
- 作成される段階と目的の関係を確認する
- 利用者と情報の使われ方を整理する
- 後続の判断や活動とのつながりを考える
正解と解説を見る
正解
イ
解説
情報戦略策定段階の成果物は、経営戦略に基づき、組織全体で整合性と一貫性を確保しながら情報化を進めるための計画です。したがって、全体最適化計画が該当する。
理由
情報戦略策定段階では、経営戦略を受けて、組織体全体の情報化をどのように進めるかを方針や目標に基づいて定める。全体最適化計画は、この段階で作成される成果物です。
比較
開発計画や開発手順は個別のシステム開発を進めるための成果物であり、運用手順はシステム運用を円滑にするための成果物です。いずれも情報戦略段階の成果物ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。開発計画は、関連する情報システムとの役割分担や全体最適化計画との整合性を考慮しつつ、個別システムの開発を具体化する成果物である。情報化全体の方針を定める情報戦略策定段階の成果物ではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。全体最適化計画は、経営戦略に基づき、組織体全体で情報化の整合性と一貫性を確保するため、方針及び目標に基づいて策定する計画である。情報戦略策定段階の成果物に該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。運用手順は、情報システムの運用を円滑に行うため、運用設計や運用管理ルール、規模、期間、システム特性を踏まえて定める手順である。運用段階に関する成果物であり、情報戦略策定段階のものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。開発手順は、組織として標準化された開発方法に基づき、開発作業を一貫して効率的に進めるために策定する手順である。開発作業の進め方を定めるもので、情報化全体の戦略を定める成果物ではない。
学習のポイント
情報戦略と、開発・運用段階で作成する計画や手順の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針