AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
令和5年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア消費者は,他のブランドへの乗換えにほとんど抵抗感がないので,目新しさや多様性を求めて,様々なブランドの製品を試しに購入する行動が見られる。
- イ消費者は,どのブランドも同じようだと感じるので,いつも購入している,最初に目に付いた,単に知っているなどを理由にブランドを選ぶ傾向がある。
- ウ消費者は,どのブランドを購入すればよいか見分けがつかないまま購入し,その後にブランドの評価を行うので,購入後に何らかの後悔を感じる傾向がある。
- エ消費者は,まずブランド間の差異を認識した上で,様々な観点でブランド間の違いの分析・評価を繰り返した後に,最終的に購入するブランドを決定する。
解き方のヒントを見る
判断軸をそろえて整理する
この分野では、個別の用語や印象から決めず、設問が示す二つの観点を同じ基準で読み取り、それぞれがどのような判断を求めているかを整理してから、候補を慎重に比較します。
この問題で問われていること
確認する観点は、設問中の判断基準が一貫して適用されているかです。各候補を同じ二軸に照らし、片方の印象だけで結論を急がないように読み進めます。
視点
類型を整理するときは、まず設問が採用している評価の軸を抽出し、次に各軸を独立した問いとして扱います。そのうえで、候補の説明がどの軸に関する記述なのかを対応づけ、基準の混同がないかを確認します。
確認ポイント
- 二つの判断軸を同じ意味で読み取れているか
- 候補ごとに、どの判断軸への説明かを区別できているか
- 一つの特徴だけで全体を判断していないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
不協和低減型は、製品への関与度が高い一方でブランド間の差異を知覚しにくい場合に該当する。購入前に明確な違いを判断しにくく、購入後に選択を評価する行動が特徴です。
理由
図では、不協和低減型は製品との関わりの程度が高く、ブランド間の違いを知覚できる程度が低い位置にある。この場合、消費者は購入前にブランドの優劣を明確に見分けにくいまま購入し、購入後に選択を評価するため、後悔や不協和を感じることがある。したがって該当するのはウです。
比較
アはブランド間の違いを求めて乗換えや多様な購入を行う行動であり、バラエティシーキング型に対応する。イはブランド間の違いを感じにくく、関与度も低い場合の習慣購買型に対応する。エは関与度が高く、ブランド差異も認識できる複雑な購買行動に対応する。
選択肢ア
これは不正解だよ。この説明は、他ブランドへの乗換えに抵抗がなく、目新しさや多様性を求めて複数ブランドを試す行動である。ブランド間の差異を比較して選び続けるというより、変化そのものを求めるため、不協和低減型の購買後評価を表していない。
選択肢イ
これは不正解だよ。この説明は、ブランド間の違いを感じない上に、習慣や知名度などを理由に選ぶ行動である。関与度が低い消費者にみられる習慣購買型の特徴であり、関与度が高く購入後に評価する不協和低減型とは異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。不協和低減型は、製品への関与度が高い一方でブランド間の違いを知覚しにくい。購入前に明確な選択基準を持ちにくいまま購入し、購入後にブランドを評価して後悔を感じることがあるため、この説明が該当する。
選択肢エ
これは不正解だよ。この説明は、購入前にブランド間の差異を認識し、複数の観点から分析と評価を繰り返して決定する行動である。関与度もブランド差異の知覚度も高い複雑な購買行動を示しており、不協和低減型の条件とは一致しない。
学習のポイント
二つの軸の位置と、ブランド評価を行うタイミングを対応させて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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