AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

令和5年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問23

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

a~cの説明に対応するレビューの名称として,適切な組合せはどれか。 a 参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行うので,参加者全員の参画意欲が高まる。 b レビュー対象物の作成者が説明者になって,参加者は質問をし,かつ,要検討事項となり得るものについてコメントしてレビューを行う。 c 資料を事前に準備し,進行役の議長や読み上げ係といった,参加者の役割をあらかじめ決めておくとともに,焦点を絞って厳密にレビューし,結果を分析して,レビュー対象物を公式に評価する。

選択肢

  1. ア
    a:インスペクション/b:ウォークスルー/c:ラウンドロビン
  2. イ
    a:ウォークスルー/b:インスペクション/c:ラウンドロビン
  3. ウ
    a:ラウンドロビン/b:インスペクション/c:ウォークスルー
  4. エ
    a:ラウンドロビン/b:ウォークスルー/c:インスペクション
解き方のヒントを見る

レビューの役割を整理する視点

各記述を読んだら、誰が参加するかではなく、活動の目的と責任の置かれ方に注目して整理しましょう。名称の印象だけで判断せず、記述全体の関係を確認することが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、説明されている活動が何を達成するためのものか、その目的に対して参加者や担当者へどのような責任が割り当てられているかを、記述同士で丁寧に照合してください。

視点

記述を比較するときは、用語の連想や表面的な参加者の違いから離れ、目的・責任・進行上の関係を同じ基準で読み取ります。まず活動の狙いを捉え、次に誰が何を担う説明なのかを確認し、最後に両者が整合しているかを見直しましょう。

確認ポイント

  • 活動の目的がどのように説明されているか
  • 担当者や参加者に求められる責任の置き方
  • 目的と責任の説明が互いに矛盾していないか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

aは参加者が順番に責任者を務めるラウンドロビン、bは作成者が説明するウォークスルー、cは役割を定めて厳密に評価するインスペクションに対応するため、組合せはエです。

理由

aは、参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務める点が特徴であり、ラウンドロビンに該当する。bは、レビュー対象物の作成者が説明者となり、参加者が質問やコメントを行うため、ウォークスルーに該当する。

比較

cは、資料の事前準備、議長や読み上げ係などの役割設定、焦点を絞った厳密な確認、結果の分析と公式評価を行うため、インスペクションに該当する。したがって、正しい組合せはエです。

選択肢ア

これは不正解だよ。aをインスペクションとしているが、aの特徴は参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めることであり、ラウンドロビンに対応する。また、cをラウンドロビンとしている点も、役割を事前に決めて厳密に評価する説明と一致しない。

選択肢イ

これは不正解だよ。aをウォークスルーとしているが、作成者が説明者となる特徴はbの説明に当たる。さらに、bをインスペクションとしているが、bには事前の役割設定や公式評価など、インスペクションの説明に対応する要素が示されていない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。aのラウンドロビンは説明と一致するが、bをインスペクション、cをウォークスルーとしている点が誤りである。bは作成者が説明する形式であり、cは準備や役割を定めて厳密に評価する形式である。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。aは責任者を参加者が持ち回りで務めるラウンドロビン、bは作成者が説明するウォークスルー、cは役割を定めて厳密に確認し公式評価を行うインスペクションに対応している。

学習のポイント

レビュー技法は、役割分担と進行の形式の違いで識別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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