AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
令和5年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アMIME
- イMIMO
- ウマルチパート
- エリンクアグリゲーション
解き方のヒントを見る
技術名は目的から区別しよう
スイッチ同士をつなぐ技術は名称が似ていても、何を実現するための仕組みかが異なります。名称を暗記で結びつけるより、その技術が解決しようとしている課題を一つの観点として捉え、問題文の状況と照らし合わせて考えましょう。
この問題で問われていること
問われているのは、スイッチ間を接続する場面で使われる技術の呼び名を正しく区別できるかです。各技術が「どんな不都合を防ぐ、あるいは何を向上させるために」導入されるのかという目的の観点に絞って検討してください。
視点
ネットワーク技術の名称は、覚え方によっては混同しやすいものです。区別するときは、その技術を導入しなかった場合に何が困るのか、導入するとどんな状態を目指せるのかを自分の言葉で一文にまとめてみると整理しやすくなります。この目的の一文と、問題で述べられている状況や狙いとが合っているかを確かめることが、名称を区別する手がかりになります。
確認ポイント
- 問題で述べられている状況や狙いを、自分の言葉で一文にまとめたか
- 思い浮かんだ各技術について、導入する目的を自分の言葉で説明できるか
- 名称の響きや印象ではなく、目的が状況と合っているかで判断したか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
スイッチングハブ同士の接続で複数ポートを束ね、一つの論理ポートとして扱う技術はリンクアグリゲーションです。帯域拡大や冗長化にも利用される。
理由
リンクアグリゲーションは、複数の物理リンクを束ねて論理的に一つのリンクとして扱う技術です。設問のスイッチングハブ間接続における複数ポートの集約に該当する。
比較
MIMEとマルチパートは電子メールやデータ形式に関係し、MIMOは複数アンテナを用いる無線通信技術です。いずれもスイッチの複数ポートを一つの論理ポートにまとめる技術ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。MIMEは電子メールなどで、本文や添付ファイルといった異なる形式のデータを扱うための規格である。スイッチングハブ間の複数ポートを束ね、論理的な一つの接続として扱う機能を示す用語ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。MIMOは、複数の送信アンテナと受信アンテナを利用して無線通信の性能を高める方式である。対象は無線通信のアンテナ構成であり、スイッチングハブの複数ポートを論理的に集約する技術ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。マルチパートは、複数のデータ部分を一つのメッセージやデータ構造として扱う形式を表す用語である。ネットワーク機器の物理ポートを束ねて一つの論理ポートにする機能とは対象が異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。リンクアグリゲーションは、スイッチングハブ間などで複数の物理ポートやリンクを束ね、一つの論理的なリンクとして扱う技術である。設問の説明に一致する。
学習のポイント
通信技術の名称を、対象分野と機能の組合せで区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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