AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
令和5年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア“指定送付先”を指定する際,“付加情報”表のどの行でも選択できる。
- イ“付加情報”表と“顧客”表の行数は一致していなければならない。
- ウ“付加情報”表には“顧客”表に対する参照制約を指定する。
- エ“付加情報”表には“注文”表に対する参照制約を指定する。
解き方のヒントを見る
モデル対応を見極める視点
図で表された情報のまとまりと、表として管理される情報のまとまりを対応づけるときは、各要素の役割と結び付きの表現が一貫しているかを、全体の構造から丁寧に確認します。
この問題で問われていること
一つの対応関係に注目し、情報を表す単位、関連を表す単位、識別に関わる要素が、別の表現へ移る際にも同じ意味を保っているかを、全体を見て十分に確認してください。
視点
異なる表現の間で、情報の単位や関係性の意味が保たれているかを対応づけて整理します。
確認ポイント
- 各要素が何を表しているかを確認する
- 要素同士の関係が一貫しているかを見る
- 表現を変えても意味が保たれているか確かめる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
図では、顧客一件に対して複数の付加情報を関連付けられるため、付加情報表から顧客表を参照する制約が必要です。指定送付先の条件は別の制約として確認する。
理由
顧客と付加情報の関連は、顧客一件に対して付加情報が複数件存在できる構造です。したがって、付加情報表が顧客を識別する値を保持し、その値が顧客表の行を参照するように実装する。
比較
指定送付先は付加情報表の任意の行を選べるわけではなく、注文の顧客と付加情報の注文主が一致する必要がある。また、顧客表と付加情報表の行数一致も不要であり、注文表への参照制約を付加情報表に置く説明も図の関連方向と合わない。
選択肢ア
これは不正解だよ。指定送付先は付加情報表のどの行でも自由に選べるわけではない。図の制約では、指定送付先を持つ注文について、付加情報の注文主と注文の顧客が一致し、さらに指定送付先の副送付先を使う必要がある。
選択肢イ
これは不正解だよ。顧客一件に対して付加情報は複数件関連付けられるため、両表の行数が一致する必要はない。顧客表の一行を複数の付加情報表の行から参照できるので、必要なのは行数の一致ではなく参照先の整合性である。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。図では一件の顧客に複数件の付加情報が関連し、付加情報側が顧客を識別する情報を持つ構造になる。そのため、付加情報表から顧客表への参照制約を指定し、存在しない顧客を付加情報が指さないようにする。
選択肢エ
これは不正解だよ。付加情報と注文の関連は、注文が必要に応じて指定送付先として付加情報を選ぶ関係である。したがって、付加情報表が注文表を参照するという向きにはならず、図の顧客との一対多の関連から導かれる制約とも一致しない。
学習のポイント
UMLの関連と多重度を、外部キーによる参照制約へ対応付ける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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