AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成31年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア128ビットのIPアドレスをサポートしている。
- イIPアドレスの表記において,0が連続する場合は簡略化することができる。
- ウパケットが無限に中継されることを防ぐことができる。
- エフローラベルによって,動画などのリアルタイムトラフィックの転送を行うことができる。
解き方のヒントを見る
共通点を見極める確認視点
両者を比較するときは、名称や印象で判断せず、設問が尋ねる「共通」の範囲を先に確認し、同じ観点で各記述を読み比べることを意識しましょう。細部より比較軸をそろえることが重要です。
この問題で問われていること
今回の確認では、二つの対象について、記述がどの条件や観点を説明しているかに注目してください。片方だけに当てはまる内容と、両方を同じ枠組みで説明できる内容を分けて考えると、判断の根拠を整理できます。
視点
比較対象を同じ基準で読み、記述の主語・適用範囲・前提条件をそろえて確認します。用語の連想ではなく、設問が求める共通性の種類と、記述が実際に述べる範囲が一致するかを考えましょう。
確認ポイント
- 設問で比較されている観点を一つに定め、各記述を同じ基準で読めているか確認する
- 記述の適用範囲や前提が、比較対象の双方に及ぶ説明になっているかを確認する
- 知識の印象や用語の連想ではなく、文面から共通性を判断できる根拠を確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
IPv6の特徴には、128ビットアドレス、ゼロの連続を省略する表記、フローラベルなどがある。一方、パケットが無限に中継されることを防ぐ仕組みはIPv4にも存在するため、既にIPv4がもつ特徴に該当する。
理由
IPパケットには、生存期間や中継回数に上限を設けるための情報があり、ルータを巡回し続けるパケットを破棄できる。この転送ループ防止の考え方はIPv4にも備わっている。
比較
128ビットのアドレスはIPv6の特徴であり、IPv4のアドレス長とは異なる。ゼロの連続を省略する表記もIPv6の表記規則です。フローラベルはIPv6で導入されたフィールドで、IPv4の共通機能とはいえない。
選択肢ア
これは不正解だよ。128ビットのIPアドレスは、IPv4ではなくIPv6が採用しているアドレス長である。IPv4のアドレスは32ビットで構成されるため、この記述はIPv4にも既に存在する特徴には該当しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。0が連続する部分を省略して表記できる規則は、IPv6アドレスの長い16進表記を簡略化するためのものである。IPv4の一般的なドット区切り表記にこのIPv6特有の省略規則はない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。IPパケットには転送を続けられる範囲を制限する情報があり、ルータを無限に巡回するパケットを途中で破棄できる。この仕組みはIPv6だけでなく、既にIPv4にも備わっている。
選択肢エ
これは不正解だよ。フローラベルは、同じ通信の流れを識別して扱うためにIPv6で設けられたフィールドである。動画などのリアルタイムトラフィックに関係する説明でも、IPv4が既に持つ共通の特徴とはいえない。
学習のポイント
IPv4とIPv6の共通機能と、IPv6で拡張された機能を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針