AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成31年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム監査基準(平成30年)の説明はどれか。

選択肢

  1. ア
    監査ポイントを網羅したチェックリストである。
  2. イ
    システム監査人の行為規範である。
  3. ウ
    システム監査の効率的・効果的遂行を可能にする監査上の判断尺度である。
  4. エ
    システムの品質を確保するための管理指針である。
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監査基準を整理するための視点

システム監査基準を学ぶときは、個別の用語や手順を暗記する前に、監査の目的と対象、確認する観点、結果を活用する主体の関係を整理し、全体の位置づけを捉えます。全体像を整理します。

この問題で問われていること

選択肢を読む際は、書かれている内容が監査のどの段階や役割に関係する説明なのかに注目し、目的・対象・評価・改善という観点のどこに置かれるかを比較してください。慎重に見比べます。

視点

基準を確認するときは、監査が何を支えるための活動か、誰がどの立場で関与するか、どの範囲を対象として考えるかを切り分けます。そのうえで、記述の役割と適用範囲が整合しているかを丁寧に見ます。

確認ポイント

  • 監査の目的と、確認対象の範囲が混同されていないか。
  • 記述されている役割が、監査の実施・評価・改善のどこに関係するか。
  • 用語の印象ではなく、説明全体の関係性と適用範囲が整っているか。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

システム監査基準(平成30年)は、システム監査人が監査を実施する際の基本的な行為規範を示すものです。チェックリストや管理指針そのものではありません。

理由

正答はイです。システム監査基準(平成30年)は、システム監査人が監査を行う際に守るべき基本的な考え方や行動のよりどころを示す、システム監査人の行為規範です。

比較

アは監査ポイントを列挙したチェックリスト、ウは監査上の判断に用いる尺度、エはシステムの品質確保に関する管理指針を指す説明であり、システム監査人の行為規範という平成30年基準の位置付けとは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。監査ポイントを網羅したチェックリストは、個別の監査手続や確認項目を整理するための資料である。システム監査基準は、監査人が監査を実施する際の基本的な行為規範を示すものであり、チェック項目を網羅した一覧表そのものではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。システム監査基準(平成30年)は、システム監査人が監査を実施する際の基本的な考え方や行動のよりどころを示す。したがって、監査人の職務上の行為規範であるという説明が、基準の位置付けと一致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。監査上の判断尺度という説明は、監査で対象を評価するための基準や評価尺度を示すものに当たる。平成30年のシステム監査基準は、そのような判断尺度自体ではなく、システム監査人の行為規範を示す基準である。

選択肢エ

これは不正解だよ。システムの品質を確保するための管理指針は、システムの管理や品質保証を行う組織側の指針を表す説明である。システム監査基準は、システムの品質管理方法を直接定めるものではなく、監査人の行為規範を示す。

学習のポイント

システム監査基準の対象者と役割を、監査手続や管理指針と区別して理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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