AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成30年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア許可された担当者以外はログインできないことを試行する。
- イ実際に例外データや異常データの入力を行う。
- ウ入力原票の承認印を確認する。
- エ入力対象データの件数とプルーフリスト上の合計件数を照合する。
解き方のヒントを見る
妥当性検査を監査する視点
入力統制の妥当性検査を考えるときは、個別の方式や答えを暗記するのではなく、検査の目的と監査で確かめる証跡の対応に着目し、確認の順序や対象範囲を整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、検査が想定する入力上のリスクと、監査人が確認できる根拠資料とのつながりに注目し、目的・対象・証跡の対応関係を整理してください。
視点
入力時に想定されるリスク、検査の役割、監査で確認可能な記録がどのように結び付くかを整理し、個々の手段ではなく説明の一貫性を確認します。
確認ポイント
- 検査の目的と対象が対応しているか
- 監査で確認できる根拠が明確か
- 想定するリスクとの関係を説明できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
エディットバリデーションチェックの監査では、入力値に対する検査処理が正しく働くかを、通常とは異なるデータを実際に入力して確かめる。
理由
エディットバリデーションチェックは、入力データの異常や例外を検出し、受け入れを制限するための統制です。そのため、実際に検査対象となるデータを入力し、想定どおりに検出されるかを確認する。
比較
ログイン可否はアクセス管理、承認印は承認手続、件数照合は入力漏れや集計差異の確認に関係する。いずれも重要な統制だが、入力値の妥当性検査そのものの動作確認とは目的が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。許可された担当者以外がログインできないことを試行する方法は、利用者認証やアクセス権限が適切かを確認するテストである。入力データの形式や範囲を検査するエディットバリデーションチェックの動作確認には当たらない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。エディットバリデーションチェックは、入力されたデータが定められた形式、範囲、規則に適合するかを検査する統制である。例外データや異常データを実際に入力すれば、異常を検出して適切に扱えるかを直接確認できる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。入力原票の承認印を確認する方法は、入力前に必要な承認手続が実施されているかを確かめるものである。入力された値の内容や形式を自動的に検査するエディットバリデーションチェックの確認方法ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。入力対象データの件数とプルーフリスト上の合計件数を照合する方法は、入力件数の漏れや処理件数の差異を確認するものである。個々の入力値が妥当か、異常値を検出できるかという検査機能は確認できない。
学習のポイント
入力統制と認証・承認・件数照合の目的の違いを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針