AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成28年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア外国為替及び外国貿易法で規制されている暗号装置の輸出を審査,検査する。
- イ政府調達においてIT関連製品のセキュリティ機能の適切性を評価,認証する。
- ウ電子政府での利用を推奨する暗号技術の安全性を評価,監視する。
- エ民間企業のサーバに対するセキュリティ攻撃を監視,検知する。
解き方のヒントを見る
組織の役割を切り分ける視点
暗号技術に関する組織の役割を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、各組織が担う責任の範囲と、他の関係者との境界に注目して整理しましょう。記述全体の関係も確認することが大切です。
この問題で問われていること
一つの役割に焦点を絞り、その組織が何を決め、何を支え、どの範囲まで関与する立場なのかを、問題文の記述と照らして確認してください。役割の目的と責任の対応に注目しましょう。
視点
暗号技術を取り巻く組織は、制度、運用、評価、利用など異なる観点で関わります。判断するときは、示された役割の目的と責任の境界を分けて捉え、似た立場との重なりだけで結論を出さないようにしましょう。
確認ポイント
- 記述されている組織の責任範囲に注目する
- 目的と手段を混同せずに読み分ける
- 他の関係者との境界を本文に沿って確かめる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
CRYPTRECは、電子政府での利用を推奨する暗号技術について安全性を評価・監視する取組であり、輸出審査や製品認証、民間サーバ攻撃の監視を行うものではありません。
理由
CRYPTRECの役割は、電子政府での利用を推奨する暗号技術の安全性を評価し、その状況を監視することです。ここで確認できるのは設問に示された役割であり、組織形態を断定する根拠ではありません。
比較
他の選択肢は、外国為替及び外国貿易法に基づく輸出審査、政府調達におけるIT製品のセキュリティ機能認証、民間企業サーバへの攻撃監視を述べており、CRYPTRECの役割とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。外国為替及び外国貿易法で規制される暗号装置の輸出を審査・検査する内容は、輸出管理に関する活動である。設問で示されるCRYPTRECの役割は、電子政府での利用を推奨する暗号技術の安全性評価・監視であり、暗号装置の輸出審査ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。政府調達でIT関連製品のセキュリティ機能の適切性を評価・認証する内容は、製品の評価認証に関する制度を説明している。CRYPTRECについて設問が示すのは、電子政府で推奨する暗号技術そのものの安全性を評価・監視する役割である。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。電子政府での利用を推奨する暗号技術について、その安全性を評価し、監視するという説明が、設問で問われているCRYPTRECの役割に合致する。暗号装置の輸出審査やIT製品の認証、民間サーバ攻撃の監視を示すものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。民間企業のサーバに対するセキュリティ攻撃を監視・検知する内容は、サーバ運用やインシデント対策に関する活動である。CRYPTRECの役割として示されているのは、電子政府で推奨する暗号技術の安全性評価・監視であり、個別企業のサーバ攻撃の検知ではない。
学習のポイント
暗号技術の評価活動と、輸出管理・製品認証・攻撃監視を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針