AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成27年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア合格品質水準
- イ消費者危険
- ウ生産者危険
- エ有意水準
解き方のヒントを見る
抜取検査の判定を整理する視点
抜取検査では、限られた確認結果から全体の状態を判断するため、判定の対象と判断の根拠を分けて整理します。用語の印象だけで決めず、設問内の関係を丁寧に確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、判定が扱う対象と、実際に観測された結果との対応に注目してください。誰の立場かではなく、どの判断上のずれを説明しているかを丁寧に読み取ります。
視点
抜取検査の判定を考えるときは、観測された一部の結果、そこから想定する全体の状態、そして最終的な判断を分けて捉えます。各用語がどの段階の関係を指すかを確認すると、整理しやすくなります。
確認ポイント
- 観測対象と判断対象が同じかを確認する
- 判断の根拠となる結果が何かを整理する
- 設問の表現が示す段階の違いに注目する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
合格となるべきロットが抜取検査によって誤って不合格と判定される確率は、生産者危険という。良品を不合格にする誤判定に関する用語です。
理由
抜取検査では、ロット全体を調べずに一部を抽出して判定するため、本来の品質と判定が食い違うことがある。合格となるべきロットを誤って不合格にする確率は、生産者側に生じる不利益を表します。
比較
生産者危険は良いロットを不合格にする誤判定に関する用語であり、消費者危険はその反対方向の誤判定に関する用語です。合格品質水準は品質の基準、 有意水準は統計的検定で用いる基準であり、問われている確率そのものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。合格品質水準は、抜取検査で合格とみなすロットの品質水準を表す基準である。合格となるべきロットが誤って不合格になる確率のような、検査結果の誤判定を表す用語ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。消費者危険は、消費者にとって受け入れにくい品質のロットが、抜取検査で誤って合格になる側の危険を表す。問題文は合格となるべきロットを不合格にする場合なので、対象となる誤判定の方向が異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。生産者危険は、合格となるべき品質のロットが、抜取検査によって誤って不合格と判定される確率を表す。問題文は良いロットを不合格にする誤判定を直接説明しており、この用語と一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。有意水準は、統計的検定で仮説を棄却する基準となる確率であり、抜取検査における特定のロット判定の誤りを表す用語ではない。問題文が示す生産者側の危険とは意味が異なる。
学習のポイント
生産者危険と消費者危険の対象となる誤判定を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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