AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成27年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アインシデントの影響を最小限にするための既知の誤り記録の作成
- イインシデントの解決とサービスの復旧
- ウインシデントの傾向分析と予防処置
- エインシデントの未知の根本原因の特定
解き方のヒントを見る
活動の役割を整理する視点
活動を整理するときは、個別の作業名や順序を暗記するのではなく、何を起点にし、どの情報を扱い、どの状態へつなげる活動なのかという役割の違いに注目します。
この問題で問われていること
各候補が示す活動について、利用者や現場から生じた事柄を受け止めてから、対応の流れを整え、継続的な管理につなげる観点で、役割の境界と関係者の違いを確認してください。
視点
活動を比較するときは、対象となる事柄、関係者、扱う情報、次に引き渡す相手を同じ基準で見ます。名称の印象ではなく、活動が担う責任の範囲を捉えることが大切です。
確認ポイント
- 何をきっかけに始まる活動か
- 活動の成果として、誰が何を受け取るか
- 似た活動との責任範囲の違いはどこか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
インシデント及びサービス要求管理の主な活動は、発生したインシデントを解決し、影響を受けたサービスを復旧させることです。
理由
インシデント管理は、障害やサービス低下による利用者への影響をできるだけ早く抑え、通常のサービス提供を回復するための活動です。そのため、インシデントの解決とサービスの復旧が主な活動に該当する。
比較
既知の誤りの記録、傾向分析と予防処置、未知の根本原因の特定は、主として問題管理に関係する活動です。これらは再発防止や原因究明を重視する点で、発生中のインシデントを解決・復旧する活動とは役割が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。既知の誤り記録は、原因や回避策などを管理し、再発防止や対応の知識として活用する活動である。インシデントの影響を抑える場面で役立つことはあるが、主な活動そのものとしては問題管理に近く、設問の中心である解決とサービス復旧を直接示していない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。インシデント及びサービス要求管理では、障害やサービス低下による利用者への影響を抑え、通常のサービス提供へ戻すことが重要である。その中心となる活動が、発生したインシデントの解決と、影響を受けたサービスの復旧である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。インシデントの傾向分析と予防処置は、同様の障害を減らすための分析や再発防止に当たる。発生中のインシデントへの対応に関連する場合はあるが、主目的は将来の発生防止であり、設問が問う解決とサービス復旧そのものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。未知の根本原因を特定することは、障害の原因を究明して再発防止につなげる問題管理の活動である。原因が判明していない段階での調査は重要だが、インシデント及びサービス要求管理の主な活動として直接示されるのは、インシデントの解決とサービスの復旧である。
学習のポイント
インシデント管理と問題管理の役割を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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