AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成26年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ITサービスマネジメントにおける問題管理プロセスの活動はどれか。

選択肢

  1. ア
    根本原因の特定
  2. イ
    サービス要求の優先度付け
  3. ウ
    変更要求の記録
  4. エ
    リリースの試験
解き方のヒントを見る

活動の目的と成果に注目する

各選択肢を読むときは、個別の作業名や順序を暗記するのではなく、その活動が何を明らかにし、後続の判断にどのような材料を残すものかという目的に注目して整理しましょう。

この問題で問われていること

判断の軸を一つに絞り、記述されている活動の目的と、そこで扱われる情報や成果の対応関係を確認してください。似た表現でも役割の違いに注意し、知識の連想だけで決めないことが大切です。

視点

活動を区別するときは、作業の細部よりも、何を対象にし、どのような判断材料や記録につなげる活動なのかという関係を見ます。選択肢ごとに目的と成果の対応を同じ基準で整理すると、用語の印象に引きずられにくくなります。

確認ポイント

  • 活動の狙いは何か
  • 扱う情報の対象は何か
  • 活動の結果として残るものは何か
正解と解説を見る

正解

ア

解説

問題管理プロセスは、インシデントの根本原因を分析し、再発防止や既知の問題への対応につなげる活動を行う。したがって、原因を明らかにする活動が該当する。

理由

問題管理では、インシデントの再発防止や影響の低減を目的として、発生原因や潜在的な原因を調査する。根本原因を特定することは、このプロセスの中心的な活動に当たる。

比較

サービス要求の優先度付けはサービス要求管理、変更要求の記録は変更管理、リリースの試験はリリース管理に関係する。いずれも問題管理そのものの活動ではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。問題管理は、インシデントの再発防止や影響低減を目的に、発生した事象の原因を調査するプロセスである。根本原因の特定は、問題の本質を明らかにして恒久的な対策へつなげる活動なので、問題管理に該当する。

選択肢イ

これは不正解だよ。サービス要求の優先度付けは、利用者からの依頼や標準的なサービス提供を適切に処理するための判断である。インシデントや問題の根本原因を調査して再発防止を図る問題管理の中心活動とは目的が異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。変更要求の記録は、構成やサービスに加える変更を管理し、承認や実施状況を追跡するための活動である。問題の原因を分析して再発を防止する問題管理とは、管理対象と目的が異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。リリースの試験は、変更されたソフトウェアや機能を提供する前に品質や動作を確認する活動である。発生した問題の根本原因を調査し、再発防止策を検討する問題管理の活動ではない。

学習のポイント

問題管理と、サービス要求・変更・リリース管理の役割を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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